流星・銀河の滝

層雲峡の観光名所、流星・銀河の滝。
流星の滝はまだ水が流れていましたが、銀河の滝は既に凍っていました。

現在、この滝は隣り合っていますが、銀河は流星の形成以前より存在していました。

流星の形成は、北海岳東側山腹の御蔵沢周辺の噴火が大きな要因となっています。約1~2万年前に始まり、噴出した溶岩は銀河の隣にかつて存在していた別の谷を埋め尽くし、その後、溶岩の両端には新しい谷ができ、雨や雪解け水は沢となって谷に流れ込み、長い年月をかけて溶岩を侵食しながら、現在の流星の滝になったと考えられています。

双方の滝の源流は、銀河が赤岳から約4kのところの雌滝の沢と滝の沢、流星が白雲岳から約9kのところの烏帽子岳の沢と雄滝の沢とされています。

滝の落差は、銀河が120mで流星が90m、流れている滝も勇壮ですが、凍った滝も中々神秘的です。

写真:流星(左)の滝 銀河(右)の滝 12/26