センター講座が行われました

本日の日中の気温はセンター前で+2℃、2月27日以来のプラス気温となりました。

そのような中、センター講座「大函・箱ノ上」が総勢15名で行われました。(当初、十勝三股の予定でしたが、雪の状況等が思わしくなく変更となりました)

名前の通り、層雲峡の観光名所ですが、今回はその大函の上部をスノーシューで散策です。

箱ノ上は、大函周辺の柱状節理崖上全体を指す場合が多いですが、本来は、一等三角点の旭岳と武利岳を結ぶ線上にあり、三等三角点として記載されています。

沢筋に降りると両岸は柱状節理となっており、見上げるばかりのスケールの大きい岩が迫っています。

この柱状節理(層雲峡溶結凝灰岩)は、約3万年前のお鉢平の火山活動による噴出物が火砕流となって低地や谷を埋め尽くし、その後高温の堆積物が冷えて固まりつくられました。

また、辺りは針葉樹に覆われた森ですが(カバノキが少々)、長い年月を要したことが想像できます・・・。

土壌が少なく、深く根を張ることが出来ない樹木は倒れやすくなりますが、特に、沢筋には、雪害・岩の崩落・雨などの影響で倒木が多く見られました。

写真:大函上部を歩く参加者の皆さん 3/16