雲ノ平

結局一日降り続いた雨の中を久しぶりに歩きました。それほど低温ではなかっただろうけれど、止まると風に吹かれて寒いので歩きつづけるのみ。稜線は視界が悪く20m位先も良く見えない感じ。雲ノ平でようやくこの写真くらい。
チングルマやキバナシャクナゲなど、花びらの広めの花は、雨に打たれてクタクタになっているのも多かったけれど、今日はどの場所でも、咲き始めたエゾノツガザクラのピンク色が目だって印象深かった。
北鎮岳分岐下の雪渓、踏み跡がしっかりついていたので、ストックをつきながら普通に登れましたが、雪渓の渕(端?)は解けたあとに凍りやすいので注意。下りはやっぱりコワイかも。
タカネスミレの大きめの株、一週間前に見た時と花数そんなに変わっていない感じ。まわりの株の開花もあまり進んでいなかった。
写真:雲ノ平・エゾノツガザクラ

赤岳 第一花園

銀泉台登山口から少しあがった場所のエゾイソツツジ見頃でした。第一花園周辺では登山道上の雪がようやく解けたところです(手前の沢筋では少し残っていますが)。枯れた葉の横?からナナカマドの白い花咲き始めていました。早くに雪渓が解けていたところでは遠くにチングルマの花も見られました。

赤岳 第三雪渓

第三雪渓を上りきったあたりからガスっぽくなり、山頂付近からは湿ったガスガスで、それほど寒くはないのですが、カッパを着て歩きました。少し早めに雪の解けていた第三雪渓の上の方では、キバナシャクナゲ・エゾコザクラが咲いていて、第四雪渓の手前でもキバナシャクナゲの群落を遠目に見ることが出来、ガスの中なのでやや下り坂の花もとてもキレイに見えました。
赤岳~小泉岳へと、小泉岳周辺ではホソバウルップソウが蕾もまだ少しありますが、見頃の季節になっていました。今年はどうでしょう?今日の天気のせいなのか、少し精彩を欠いて見えましたが…
チョウノスケソウはまだ葉に埋まるような小さな蕾がほとんどで、花びらの見える蕾が1つ2つある程度。小泉岳周辺のタカネスミレも、まだ葉の上に蕾が顔を出しているのも少ないくらいでした。

三笠新道 閉鎖

6月下旬にも前足の足跡の大きさが15㎝ほどの個体が、ヒグマ情報センターのセンター員に確認されていましたが、7/2に親子熊、7/3に単独と思われる熊の足跡が確認されましたので、本日7月3日三笠新道は今シーズン通行禁止となりました。
熊との接触事故を避け、また熊の生活圏を脅かさない為にも、通行止めにご協力下さい。よろしくお願いします。
写真:6月29日 高根ガ原

高根ガ原

高根ガ原分岐付近のホソバウルップソウです。霜のせいなのか、もうそんな時期なのか、下のほうの花から少しずつ茶色く枯れ始めていましたが、まだキレイ。いつもより小さい株に見えるのは成長時期に寒かったせいなのでしょうか???
小泉岳周辺のホソバウルップソウは(6/28)、1つ2つ咲いているものもありましたが、全体にまだ小さい蕾で、寒さのせいで成長が遅れていると言う感じでした。が、ここ3日ほど晴れが続いているので今週末は見頃かな?