キタキツネの親子 その2

近寄ってみると、こちらも驚きましたが、いきなり仔ギツネは立ち上がりこちらを凝視しています。とりあえず、命は無事であったことに一安心です。しばらく様子を見ていましたが、この日は直射日光が照りつけ大変に暑い!親子はどこから歩いてきたかはわかりませんが、推測するに、仔ギツネは歩き疲れて「もう歩くのはイヤダ」とでも言って「だだをこねていた」のでしょうか?しかも、路面を触ってみると「やけど」でもしそうなくらい熱い道路。いくら野生とはいっても、さぞかし、仔ギツネの足は熱かったと思われます。その3へつづく

写真:暑いよぉ~ 上川町 6/19

キタキツネの親子 その3

こちらに敵意がないことがわかると、仔ギツネはまたお母さんに甘えた仕草です。お腹が空いたらしく、親ギツネのお腹周りを行ったり来たり・・・でも、親ギツネは知らん顔です。その4へつづく

写真:お腹が空いたょ~ 上川町 6/19

キタキツネの親子 その4

仔ギツネが諦めたのか、親ギツネが歩き出すと「しかたないなぁ」とでも言いたそうな素振りです。道路をしばらく歩いた後、草むらに消えていきました。それにしても、キタキツネは一度に数頭の仔を生むはず・・・。一匹のみの仔ギツネ・・・他のキツネはどうしたのでしょうか・・・?

写真:草むらへと消えていきました 上川町 6/19

幼鳥

この時期の野鳥観察で一番楽しみなことは、ヒナや幼鳥が見られることです。写真は「ホオジロ」の幼鳥です。望遠で撮影しているため画像は大きめですが、実際に目で観察してみると、その小さな姿がとてもかわいらしいです。「ホオジロ」は子育ての時期、外敵が近づくと、親鳥が「疑傷」をして注意を引く動作をします。「ホオジロ」は地上に巣を作りますが、それでも敵に襲われやすく、失敗の繰り返しです。そこで「疑傷」なる行動をとるようです。何はともあれ、無事にヒナが巣立ち一安心です。*疑傷~怪我をしたふりをします

写真:ホオジロ幼鳥 上川町 6/19

コマクサ平は花園

赤岳コースは、山頂まで全面雪でしたが、唯一高山植物が咲いていたのはコマクサ平のみでした。開花していた花はミネズオウ、キバナシャクナゲ、イワウメ、ウラシマツツジ、コメバツガザクラ、ミヤマキンバイなどが咲き、なかでもミネズオウは花が密集し、小規模でしたが群生していました。ちなみにコマクサは蕾もありませんでした。

写真:キバナシャクナゲと第三雪渓 赤岳 6/18