お知らせ

インターンシップ事業始まりました

 開所以来初めての試みとなる「層雲峡ビジターセンター インターンシップ事業」が、研修生2名をむかえて本日より始まりました。
初日は、センター職員による「基本研修」、上川自然保護官事務所のレンジャーによる「国立公園概論」、大雪山の山岳ガイドによる「プロガイド概論」と、盛りだくさんの座学でした。
 お二人とも現役の大学院生です。センターで姿を見かけたらお気軽に声をかけてください。

赤岳コースの開花状況

銀泉台~赤岳

開花状況は、全体的に量も少なくなり、ミヤマアキノキリンソウなど大雪山の秋を感じさせる花が咲き始めています。

 第一花園周辺では、アオノツガザクラは、下り気味。ハクサンボウフウが見頃となっています。
第二花園は、アオノツガザクラ、ミヤマキンバイはピークを越え、下り気味。ここでも、ハクサンボウフウが見頃です。

 奥の平では、エゾウサギギクが目立ち、青空の空に黄色の花びらが目立っていました。
コマクサ平は、コマクサ、イワブクロの花は、まだ見られますが、散っている花が多いです。
また、クモイリンドウが2輪だけですが咲いていました。

 第三雪渓周辺は、マルバシモツケ、チシマアザミ、ミヤマリンドウ、エゾヒメクワガタ、ウメバチソウが咲いています。
登り出し付近では、タカネトウウチソウとチシマアザミが見頃。

 第四雪渓は、チングルマの花が、まだ一部見られますが下り気味。アオノツガザクラやミヤマキンバイ、エゾコザクラも少々見ることができます。
ハクサンボウフウもピークを越え、下り気味。ここでは、エゾヒメクワガタの薄い青色が目立ちます。
稜線にでて赤岳頂上までは、チシマツガザクラがピークを迎え、下り坂に入っています。

 今日は、久しぶりの晴れ日となり、白雲岳の避難小屋で山中泊される登山者に数組会いましたが、
8月の登山日和の時期としては、登山者数が少ない静かな赤岳でした。

写真:第三雪渓のタカネトウウチソウとコマクサ平のクモイリンドウ 8/7
  • タカネトウウチソウ : 見頃です。

  • クモイリンドウ : 開花しました。

黒岳北東斜面

 黒岳北東斜面、現在はチシマノキンバイソウ(花数が少なくなり、やや萎れかけも出始めました)・ダイセツトリカブト・ハイオトギリ
チシマアザミ・オニシモツケ等が見頃となっています。

 特に、ダイセツトリカブトやハイオトギリなどは蕾もまだたくさんあり、まだまだ花の黒岳が続きそうです。
尚、登山道は先日の豪雨で七合目~八合目にかけて悪路となっていますので、転倒等十分な注意が必要です。

 また、ポン黒岳周辺ではイワギキョウ・コマクサ・イワブクロ・エゾツツジ(やや萎れかけも出始めました)等が見頃です。
赤石川周辺では、雪どけ部からチングルマ(範囲は狭いです)・アオノツガザクラ・エゾコザクラ等が見頃です。

 雲ノ平周辺では、今年の不安定な天候の影響もありチングルマが弱い感じで推移しましたが、
この影響で「綿毛」の群生もやや寂しい感があります。

 尚、赤石川・北海沢は水量はやや多いものの問題なく渡ることができます。
北鎮岳分岐下雪渓は先日消雪しましたが、周辺の雪渓も随分ととけてきています。
装備を万全に安全な山行をお願いします。

*7/31の豪雨で、愛山渓三十三曲分岐手前のイズミノ沢の橋が流失しました。ピウケナイ沢同様に増水時は渡ることが困難になります。
状況をよく判断されて、また前日や当日の天候状況も十分ご確認下さい。
また、愛山渓滝コースも同様に影響を受けている可能性もあることと、イズミノ沢上部の登山道も荒廃が著しい状態です。
装備を万全に、無理な山行は極力避けるようお願い致します。

写真:黒岳頂上周辺のチシマノキンバイソウと赤石川方面のチングルマ 8/3
  • チシマノキンバイソウ : 少々萎れかけも出始めました。

  • チングルマ : 局所的に咲いています。

お知らせ

*通行止め解除のお知らせ

 愛山渓上川線、10時30分に解除されました。
お知らせ致します。

2015.8.1

お知らせ

*通行止めのお知らせ

 道道223号愛山渓上川線は、昨日からの雨の影響で落石の恐れがあるため
通行止めとなっております。

 尚、赤岳銀泉台は早朝は通行止めでしたが、8時より開通となっております。
周知方お願い致します。

 また、センターから見る「黒岳沢」は水量も多く濁流の状態です。
山岳地帯も昨日から相当量の雨が降っているものと思われます。
山に入られる方は、装備を万全に安全な山行をお願いします。

2015.8.1