お知らせ

公開講座

 本日午後1時より層雲峡「ホテル大雪」にて、層雲峡ビジターセンター公開講座が行われました。
講師は北海道大学大学院地球環境科学研究院教授の渡辺悌二 先生。

 「層雲峡地区の希少な景観資源を再認識する」というタイトルで、ジオ(非生物)の見せ方を工夫することで地域にもお金が落ちるしくみ(ジオツーリズム)などについてお話していただきました。

お知らせ

ガイド研修

 インターンシップ事業開始から早いもので四日目となりました。きょうはプロの山岳ガイドについて黒岳に登り、ガイディングの実際を経験しました。
下山後は地形図を使っての山行の振り返りや、ガイディング技術を座学で学びました。

 夜は地元のガイド事業者に来ていただき、ツアーの企画についてお話いただきました。ちょうど今盛りを迎えているペルセウス座流星群を山で見るプログラムに関連して、層雲峡での天文観察についても学ぶことができ、より現場に即した内容となりました。

写真: 8/13 座学でガイディングを学ぶ実習

赤石川方面

 赤石川方面のお花の状況です。
局所的ではありますが、エゾツガザクラ・コエゾツガザクラ・アオノツガザクラ・エゾコザクラが群生しています。

 また、至るまではミヤマアキノキリンソウ・ミヤマリンドウなどもまだまだ見頃の状態を保っています。
中には、雪どけ部からチングルマも数輪開花していました。

 尚、石室から赤石川に向かう登山道は、連日の雨の影響で悪路となっています。
上下山ともに慎重に歩かれて下さい。

 また、本日は水量はやや多いものの問題なく渡ることができましたが、
下山後雷を伴って激しい雨が降っています。

 状況が一変する可能性もありますので、装備を万全にゆとりを持った山行計画を立てて下さい。

写真:赤石川方面に群生するエゾツガザクラ等 8/12
  • アオノツガザクラ : 小群落を形成しています。

  • エゾコザクラ : 局所的に咲いています。

黒岳北東斜面

 黒岳北東斜面は花の種類は多いものの、やや終花に近づいてきたものが見受けられるようになってきました。
ミヤマホツツジが数日前に開花したと思われ、これで黒岳に咲くお花の種類は全て開花したこととなりました。

 そのような中でも、ダイセツトリカブト・ミヤマアキノキリンソウ・ウメバチソウ・ヤマハハコ・イワギキョウ等々は
まだ斜面全体を彩っています。

 石室に向かう登山道上では、こちらも終花が目立ってきましたが、イワブクロ・コマクサ・イワギキョウ等々が
点在しています。

 肝心の紅葉の進み具合ですが、昨年は8月9日に「ウラシマツツジ」が早くも色づいてきていましたが、
本日は、所々で「やや赤み」がついたウラシマツツジやチングルマ(葉)がありましたが、昨年と比較すると現段階では
昨年のような状況とは違うようです。

 先日、黒岳の石室で早朝5℃となりましたが、その後は8℃~13℃前後で推移しており、色が付いてくる気象条件とは
やや遠い感があります。(本日は早朝10℃でした)今後の気象を注視していくこととなりそうです。

 尚、ここ数日は非常に不安定な天候が続いています。特に、本日も含めて雷が随分と続いています。
雷に対する知識も頭の中に入れて、不測の事態にも対応できるよう十分な備えが必要です。
また、雨が続いている影響で登山道がやや荒れています。装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:黒岳九合目周辺のヤマハハコ・ポン黒岳周辺のイワブクロ  8/12
  • ヤマハハコ : 見頃です。

  • イワブクロ : 数は少なくなってきていますが、まだまだ見頃が続いています。

お知らせ

「山の日」制定 プレイベント

 来年から祝日として制定される「山の日」を記念して、プレイベント「山の相談会」が、黒岳ロープウェイで開催されました。
あいにくの雷雨で時々ロープウェイの運行が中断されるという悪条件にもかかわらず、層雲峡を訪れたお客さまに、答えていただくともれなくプレゼントがもらえるアンケートをお願いしました。

 センター研修生(インターンシップ)のお二人にも、層雲峡の観光関係者と一緒に、アンケートの呼びかけをしていただきました。ここでしか手に入れられないプレゼントを受け取った皆さん、おめでとうございます!今後とも「山の日」をよろしくお願いいたします。