赤岳コースの雪渓

赤岳残雪状況

 赤岳コースの雪解け具合は、樹林帯から第1花園表示看板までの約200mで雪解けが進み登山道が出てきましたが、
それ以外の場所ではまだ全面雪の状態となっています。

開花状況
コマクサ平~赤岳山頂~小泉平:コマクサ・ミヤマキンバイ・ホソバウルップ草・チョウノスケソウ・キバナシオガマ・タカネスミレ・キバナシャクナゲ・イワウメ・エゾオヤマノエンドウ↓
*コマクサ、タカネスミレ、チョウノスケソウは、全体的にピークとなりました。

写真 小泉平のチョウノスケソウと白雲岳 7/12
  • 時間にゆとりを持って安全な山行をお願いします。

黒岳残雪状況

 今シーズンの黒岳は、例年になく残雪が多く、
また、軽装(スニーカー)登山者が多い傾向にあります。
早朝や夕方、また気温が低い日に登山する場合は、アイゼンを携行することをお勧めいたします。

*黒岳山頂までは、特に7~8合目に残雪が多く、急な斜面もあり、岩も露出しています。
昨日は、下山中に滑落し、顔を負傷している登山者がいました。
踏跡もあり、安心しがちですが、滑り出すとスピードが増し、大けがになりかねません。
特にスニーカーでの登山は、登りは問題なくても、下りで滑りやすく、大変危険です。

*山頂直下の雪渓の融雪は進みましたが、斜面谷側には、長い距離で残雪が残っています。
足を滑らせると大変危険ですので、慎重に歩いてください。

詳細は「山情報」を参照されて下さい。(7/8アップ予定)


開花状況
●7~8合目:ナナカマド、サンカヨウ>>咲きはじめ 
●8~9合目:エゾイワイワハタザオ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、ジンヨウキスミレ>>咲きはじめ、
チシマノキンバイソウ、ハクサンチドリ、カラマツソウ>>つぼみ
●9~山頂直下:エゾコザクラ、エゾノハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、キバナシャクナゲ、カラマツソウ、クロユリ>>咲きはじめ
●山頂:メアカンキンバイ>>見頃、 イワウメ、コマクサ、ジムカデ>>咲きはじめ、 イワブクロ、コケモモ>つぼみ
●山頂~石室:イワウメ、エゾノツガザクラ、ミネズオウ>>咲きはじめ


写真 7~8合目残雪 7/7
  • 滑落には十分注意してください。

赤岳コースの雪渓

赤岳残雪状況

 赤岳の雪解け具合は、銀泉台登山事務所から登山口看板までほぼすべて残雪がなくなりました。
第1花園展望台から第2花園は、残雪はありませんが雪解け水が登山道沿いに常に流れている状態。

 コマクサ平は、例年通り残雪はなくコマクサ、チングルマ、イワウメ、ミヤマキンバイなどの花が咲いていました。
それ以外の場所は、赤岳山頂までほぼ全面雪状態となっています。

 白雲岳の雪解け具合は、山頂下の登山道がまだ出ていない状態なので、本来の登山道を通らず大きな雪渓を迂回するようなコースとなっています。
*山頂下の残雪状況によりコースが変更になる場合があることから登山の際は登山事務所等で情報を得るようにしてください。

 黒岳は大きな事故にはなっていませんが、毎日のように滑落する登山者がおり、赤岳は濃霧時に道に迷う登山者がいることから、
十分注意して登山するようにしてください。

開花状況
コマクサ平~赤岳山頂~小泉平:ミネズオウ・ミヤマキンバイ・キバナシャクナゲ・エゾオヤマノエンドウ↓イワウメ○タカネスミレ・ホソバウルップソウ・チョウノスケソウ・コマクサ↑

写真 白雲岳山頂からみた旭岳 7/6
  • 時間にゆとりを持って安全な山行をお願いします。

緑岳残雪状況

緑岳・小泉岳周辺情報

緑岳から小泉岳にかけての風衝地植物群落は徐々に開花がすすんできました。

 写真は小泉平のチョウノスケソウ群落ですが、咲いているのは数輪で、見頃までにはまだ時間がかかりそうです。
ホソバウルップソウも咲きはじめの株が多いです。

 緑岳第一花畑から第二花畑・エイコの沢ガレ場にかけては、ほんの一部で木道が露出している箇所がありますが、全体的に雪に覆われています。
管理者によってマーカーが設置されているので、視界不良時は見落とさぬよう注意してください。

 白雲小屋のテント場はほとんどが雪に埋まっており、露出部分も地面がドロドロで幕営には適しておりません。
テントは雪の上に張るつもりで行ってください。


開花状況
緑岳稜線~小泉岳:ミネズオウ・エゾオヤマノエンドウ・ミヤマキンバイ↓ チシマアマナ・エゾノハクサンイチゲ○ イワウメ・ホソバウルップソウ・チョウノスケソウ・キバナシャクナゲ↑ タカネスミレ・始 コマクサ・エゾハハコヨモギ・チシマキンレイカ・エゾツガザクラ蕾

写真 小泉平 7/5
  • 緑岳 : 視界不良時は十分注意してください。

黒岳北東斜面

 雪どけは着実に進んでいますが、まだまだ多くの残雪の黒岳です。
装備を万全に安全な山行をお願いします。

*七合目~九合目標柱手前二曲り目までは、部分的に登山道が露出してきましたが
 未だ全面雪の状態です。(踏み抜きに細心の注意をお願いします)

*九合目の標柱を過ぎてから頂上までは、約30m・200m・50mの大雪渓があります。
 特に、約200mの頂上直下の雪渓はまだまだ滑落の心配があります。

*頂上から石室手前までは消雪しています。

*お花の開花状況は、頂上周辺からポン黒岳周辺でようやく「イワウメ」が
 見頃を迎えつつあります。

雪上歩行に慣れていない方や「雪が恐い」という方は、アイゼンの携行をお勧めします。
尚、スニーカーや軽登山靴での登頂はかなり難しい状況です。
詳細は「山情報」を参照されて下さい。

写真:頂上直下の急斜面 6/29
  • 黒岳 : スニーカー程度の靴では登頂はかなりの危険を伴います。