赤岳コースの雪渓

 下界では猛暑日を記録するほどの暑さが続いていますが、赤岳登山道の雪解けは思ったほど進んでいません。
第一花園・第二花園・奥の平・第三雪渓は全面雪です。第四雪渓は3分の2が雪に覆われています。

 全体的に雪が締っており、気温が低い場合は雪面が硬くなりますので、
雪上歩行に不慣れな方は、アイゼンを携行するなど注意が必要です。

 白雲小屋周辺にもまだ残雪があり、板垣新道底部(ヤンベタプ川源流部)はようやく中洲が出てきたところです。
テント場は完全に露出していますが、雪解け水が流入する場所がありますので、ご注意ください。

写真 赤岳第一花園 第三雪渓 7/8
  • 滑落には十分注意してください。

赤岳コースの開花状況

赤岳・小泉岳周辺開花情報

 ここ一週間の急激な気温上昇で、稜線付近の高山植物が一斉に開花し、開花のピークをむかえた植物も多いです。
コマクサ平のコマクサや小泉平のチョウノスケソウをはじめ、ホソバウルップソウも開花のピークを迎えています。

 小泉平では、まだ見頃状態のエゾオヤマノエンドウや、開花し始めたキバナシオガマ、タカネスミレも咲き揃い、
百花繚乱といってもいい状態です。

開花情報
登山口~第一花園下:
イソツツジ・ハクサンチドリ・ウコンウツギ・ゴゼンタチバナ↑ ツマトリソウ○ マルバシモツケ(始)
コマクサ平下:
ミヤマキンバイ・メアカンキンバイ↓ イソツツジ↑ マルバシモツケ・チシマキンレイカ(始)
コマクサ平:
コマクサ○ コケモモ・チシマキンレイカ↑
第三雪渓下:
イソツツジ・クロマメノキ・ジンヨウキスミレ↑
第四雪渓下:
チングルマ・エゾノハクサンイチゲ・ジンヨウキスミレ・メアカンキンバイ↓ エゾコザクラ↑
赤岳山頂周辺:
ミヤマキンバイ・イワウメ・エゾオヤマノエンドウ↓ ホソバウルップソウ・チョウノスケソウ○ タカネスミレ↑
赤岳~小泉分岐:
ミヤマキンバイ・メアカンキンバイ・キバナシャクナゲ・エゾノツガザクラ・イワウメ・エゾオヤマノエンドウ↓ ホソバウルップソウ・チョウノスケソウ・エゾタカネツメクサ↑ エゾハハコヨモギ・キバナシオガマ(始)
小泉平:
エゾオヤマノエンドウ・ミヤマキンバイ・ホソバウルップソウ・チョウノスケソウ○
エゾハハコヨモギ・チシマキンレイカ・キバナシオガマ・ミヤマアズマギク・タカネスミレ↑ レブンサイコ(始)
板垣分岐周辺:
ミヤマキンバイ・イワウメ・エゾノハクサンイチゲ・エゾオヤマノエンドウ↓ ホソバウルップソウ・チョウノスケソウ○ タカネスミレ↑ エゾハハコヨモギ(始)
白雲小屋周辺:
ミヤマキンバイ・エゾオヤマノエンドウ↓ ミヤマアズマギク○ キバナシオガマ↑ チシマキンレイカ(始)
板垣分岐~緑岳:
ミヤマキンバイ・エゾオヤマノエンドウ↓ ホソバウルップソウ○ チョウノスケソウ・エゾハハコヨモギ・エゾタカネツメクサ・タカネスミレ↑
緑岳斜面:
ミヤマキンバイ・メアカンキンバイ↓ イソツツジ・ツマトリソウ(ハイマツ帯)○

写真 タカネスミレ チョウノスケソウ(小泉平) 7/8
  • 開花し始め、ほぼ満開となりました。

緑岳残雪状況

 緑岳の中腹は雪解けが予想以上に進んでいました。第一花畑は木道がほとんど露出し、
端部に150mほどを残すのみとなりました。

 第一花畑と第二花畑の中間部は、写真のように、雪は解けていますが、融雪水が流れ沢状態です。
流水を避けるために植物を踏んで歩くようなことがないようにお願いします。

 第二花畑は、上部と下部との間に20mほど登山道が露出した部分があり、雪原が大きく二分割されています。
ベンガラやマーカーに従って歩いてください。

 エイコの沢ガレ場付近は、シュルンド状態が解消され、歩きやすくなってきました。
林野のGSS(グリーン・サポート・スタッフ)の方によりますと、近くでヒグマの親子が複数回目撃されているとのことです。
クマ鈴を携行するなど注意して歩くようにしてください。

写真 緑岳第一花畑・第二花畑中間部 緑岳第一花畑木道端部 7/8
  • ヒグマが出没していますので、山に入られる方は十分な注意が必要です。

  • 道迷いに注意

雲の平方面

 雲ノ平方面、登山道上の雪渓は消雪しました。
但し、お花の開花はまだこれからの様子です。
ようやく「キバナシャクナゲ」がわずかに開花した程度でした。

 北鎮岳分岐下雪渓は、
相変わらず起伏の激しい硬い雪面になっています。

装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:雲ノ平周辺 北鎮岳分岐下 7/7
  • 視界不良時は十分注意してください。

  • 滑落には十分注意してください。

赤石川方面

 赤石川の様子です。

 「蛇カゴ」が全て露出しました。
やや水量が多いですが、徒渉可能です。

 但し、川を渡った後の雪渓が例年より「キツメ」になっています。
本日の登山者の方はここで「アイゼン」を装着していました。

 雪面も硬くなっていますので、
滑落して川に落ちないよう十分注意されて下さい。

 尚、対岸の雪渓に本日午後階段を作っていますので
渡りやすくなっています。
(北海岳方面から来られる場合は、視界不良時は十分注意されて下さい)

写真:赤石川 7/7
  • 視界不良時は十分注意してください。