赤石川方面

赤石川の様子

 雪の上を歩行できますが、
写真の通り歩行部は亀裂が入ってきました。

 今後の気象次第では、
雪が落ちる可能性があります。

装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:赤石川周辺 6/30
  • 視界不良時は十分注意してください。

黒岳北東斜面

黒岳登山道の様子

 日増しに雪どけが進んでいますが、
断続的に登山道が露出しているところはありますが、未だ全面雪の状態です。

 特に、写真の通り「頂上直下周辺」は
まだまだ滑落の危険があります。

 お花の開花状況は、イワウメ・キバナシャクナゲ・エゾツガザクラ等(詳細は山情報をご覧下さい)
が開花してきていますが、6月の低温の影響で開花が若干遅れています。
(今後高温の予報が出ましたので、順次開花してくると思われます)

写真:頂上直下周辺 6/30
  • 滑落には十分注意してください。

三笠新道

三笠新道と高根ヶ原

 高原温泉沼めぐりコースから高根ケ原に登る三笠新道は、いまのところ通行可能です。
ただし、ヒグマが目撃されしだい閉鎖となりますので、ご了承ください。

 沼コースは、最初の沼「土俵沼」付近から終点の「空沼」までほぼ雪の上を歩くことになります。
上部の式部沼・大学沼・高原沼はまだ雪の下にあり、水面は見えません。

 高根ケ原東斜面からの落石の跡がありました。通行時はご注意願います。
三笠新道はほぼ全線にわたって雪に覆われており、中腹から上部にかけては斜度があり、
雪も硬いので、アイゼンがあると登りやすいです。ピッケルもあるといいでしょう。
下りで利用する場合は、滑落の危険があります。上級者以外は避けた方がいいでしょう。

 高根ケ原はすこしずつ高山植物の開花が進んできています。三笠新道分岐付近のホソバウルップソウも咲き始めました。
ミヤマキンバイやエゾオヤマノエンドウなども咲き揃ってきています。

 白雲小屋下にはまだ広く雪原が広がっています。ルート旗を見落とさぬよう気を付けてください。
テント場は半分くらい雪解けが進んでいます。板垣新道底部は雪原状態です。
端部の雪壁には階段が切ってありますが、視界不良時は転落注意です。

 緑岳第一・第二花畑はまだ全面雪ですが、パトロールの方がルート旗を設置してくれました。
ルート旗をたどって行けば迷うことはないですが、降雨でルート旗が倒れたりすると、
視界不良時には見えなくなることも考えられますので、地形図とコンパスまたはGPSなどを携行するようにしてください。

写真 三笠新道 三笠分岐付近のホソバウルップソウ 6/28
  • 時間にゆとりを持って安全な山行をお願いします。

赤岳コースの雪渓

赤岳残雪状況

 道道銀泉台線が22日に開通し、赤岳方面への登山ができるようになりました。
春先からの低温傾向のおかげで雪解けが遅れ、平年よりも残雪が多い印象です。

 森林管理署の登山事務所から歩きだしてすぐに、残雪がでてきて、ところどころ登山道を塞ぎます。
第一花園・第二花園・第三雪渓・第四雪渓と、全面雪に覆われています。

 雪渓の斜度はそれほどきつくないのですが、雪上歩行に慣れていない方は、
軽アイゼンなどを携行されたほうがいいでしょう。

稜線上は雪はありませんが、高山植物の開花は遅れています。

開花状況:赤岳山頂~小泉岳~板垣新道分岐
 エゾオヤマノエンドウ↑・チシマアマナ↑ イワウメ・ミヤマキンバイ咲き始め
 ホソバウルップソウ咲き始めだが、花数少ない

 白雲岳避難小屋は管理人が常駐しています。
テント場は3分の1ほど露出していますが、あとは雪の下です。水場は使用可能です。

 板垣新道底部の雪原の末端にできた雪壁には、白雲小屋管理人さんが階段を切ってくれましたが、
視界不良時は転落しないよう注意してください。

写真 赤岳・第一花園 第三雪渓 6/26
  • 滑落には十分注意してください。

赤石川方面

黒岳登山道の様子

 黒岳北東斜面は、頂上直下等部分的に登山道が露出してきましたが、
未だ全面雪の状況です。

 特に、九合目から頂上直下にかけては「雪切り」はしてあるものの、
滑落の危険がまだあります。

 雲ノ平周辺も同様に「雪原状態」です。
視界不良時は十分注意されて下さい。

 写真の「赤石川」方面も全面雪ですが、
上部から亀裂が入ってきましたが、渡渉部は雪の中です。

装備を万全に安全な山行をお願いします。

写真:赤石川周辺 6/26
  • 視界不良時は十分注意してください。