黒岳残雪状況

黒岳残雪状況

 日増しに雪どけが進んできました。
部分的には登山道が出始めましたが、まだまだ多くの雪が残っています。
踏み抜き、滑落には十分注意されて下さい。

 また、雲ノ平も同様「雪原」状態です。
視界不良時は十分な注意が必要です。

写真:黒岳九合目周辺 雲ノ平周辺 6/14
  • スニーカー程度の靴では登頂はかなりの危険を伴います。

  • 視界不良時は十分注意してください。

緑岳残雪状況

 層雲峡では暖房のスイッチを迷わず入れた昨日、山ではやはり雪が降っていたようです。
天気の回復を待って、一昨日開通した高原温泉への林道を走り、緑岳のようすを見に行ってきました。

 場所によっては薄氷が張っていたり、霜柱が融け残っていたりと、まだまだ春は浅い印象です。
例年どおり、登山道上にはまだ雪がたくさん残っていて、地図読みのできる人でないと登山はお勧めできません。

 写真は第一花畑から、夏道がある場所を写したものです。
ここで地形図を「整置」し、コンパスをセットしてひたすら直進すると、エイコの沢のガレ場に出ます。
上の一文の意味が理解できない方は行かない方が無難と思われます。
見晴らし台の下部の樹林にもまだ残雪が多く、道をふさぐ倒木もあって、ルートファインディングが必要です。

 稜線には5㎝~10㎝の積雪がありました。
高山植物の開花も若干遅れており、ウラシマツツジやコメバツガザクラがところどころで咲いている程度です。
せっかく開花したキバナシャクナゲは、雪や霜で痛められたものがあり、咲き揃うまでには少し時間がかかりそうです。

 20年ほど大雪山を歩いていますが、初めて目にしたものがありました。それが写真の雪壁です。
板垣新道を分岐から下って行って、底部の雪原の際に、最大で高さ3メートルほどの雪壁が出来ていました。
ピッケルでステップを切ってなんとか「登攀」しましたが、白雲小屋から雪原を下って来る場合は、
視界不良時に転落する可能性があり、じゅうぶん注意が必要です。

 白雲小屋は、管理人が6月20日頃入る予定ですが、それまでは管理人不在です。
ルートを示すマーカーもありませんので、小屋へ入ろうと予定している方は、今しばらくようすを見た方がいいかもしれません。

写真 緑岳第一花畑 板垣新道底部付近 6/12
  • 緑岳 : 道迷いに注意

  • 視界不良時は十分注意してください。

お知らせ

お知らせ

 愛山渓「イズミノ沢」の橋が雪の重みで中央部が曲がっています。
通行はできますが、細心の注意が必要です。

 尚、三十三曲り分岐までの登山道には残雪と多くの倒木があります。
また、沼ノ平までも同じく多くの残雪があります。

 道迷いの危険性が増していますので、
装備を万全にゆとりを持って安全な山行をお願いします。

写真:イズミノ沢の橋周辺 6/9
  • 愛山渓 : 山に入られる方は十分に注意されてください。

黒岳残雪状況

黒岳の残雪状況です。

 6月に入り2日~4日にかけて、大雪山連峰一帯で降雪がありましたが、
なんと昨年と同日の降雪となりました。

 昨年同様、風衝地などでのお花の開花状況が心配なところですが、
今後の状況を注視していくこととなりそうです。

 残雪は前回(5/21)情報時より確実にとけていますが、
それでも「全面雪」の状況に変わりありません。

 各標柱が見え始めてきていますが(九合目は全露出 一部ベンチも出ました)、
標柱のみで見ますと、昨年より約10日ほど融雪が早く進んでいるようです。

 しかし、山岳地帯はいまだ「雪山」の状態です。
滑落・踏み抜き・道迷い等々には十分な注意が必要です。

 石室周りも雪どけが進んでいますが、
写真の通りまだまだ多くの残雪です。

*山に入られる方は「装備を万全に」お願い致します。
 夏山感覚での入山はできません。
 雪に不慣れな方は、当面入山を控えるようお願い致します。

写真:頂上直下の急斜面(上)・石室周辺(下) 6/5
  • 山に入られる方は十分に注意されてください。

紅葉谷

層雲峡散策名所「紅葉谷」

 日増しに春の様相ですが、
ここ紅葉谷でも徐々に春のお花が開花してきています。
(開花情報は山情報に掲載しています トップ画面の大雪山山情報からお入りください)

 終点の「紅葉滝」では、雪どけとともに
水量が豊富になってきており、勇壮感たっぷりです。

*尚、残雪は短めの一箇所のみとなっています。

写真:紅葉滝 6/5
  • 雪渓あり