大雪高原沼

沼めぐり①

 前回もお知らせしましたが、
写真の通り「エゾ沼」周辺の登山道が水没しています。

 水はかなり引いてきていますが、
長靴での山行をお勧めします。

写真:エゾ沼周辺 7/25
  • スパッツは必須です。

センターだよりが発刊されました

センターだより7月 第80号が発刊されました。

今回の表紙は「エゾクロテン」です。

その他には、大雪山系黒岳周辺に咲く高山植物のご紹介
「コゲラ」の巣立ち等を取り上げています。

センターホームページの上段「ビジターセンターだより」からご覧いただけます。

写真:表紙のエゾクロテン 7/25

北鎮岳分岐下雪渓

 相変わらず多くの雪渓です。
十分注意して上下山して下さい。

 ここ数日、山岳地帯の早朝等の気温が10℃台の前半です。
このため、雪面が非常に硬く踏み跡も付いていない日もあります。

 天候状況によっては問題がない場合もありますが、
特に下りでの使用は十分注意されて下さい。

写真:北鎮岳分岐下雪渓
  • 滑落には十分注意してください。

赤岳コースの雪渓

赤岳残雪情報

 ここのところの高温と雨で赤岳から銀泉台にかけての残雪もだいぶ少なくなってきました。
とはいえ、先週の13日には、雪の斜面を滑落してドクターヘリで搬送される事故も起きています。
雪上方向に不慣れな方は、アイゼンを携行するなど、じゅうぶん気を付けて行動してください。

 また、歩行場所を表示するマーカーが倒れていたりして、分かりにくくなっている箇所では、
写真のようにルートを外れて植物の上を歩く登山者も見られました。
よく見れば、どこが登山道かはわかります。面倒くさいと思わずに、正規の登山ルートを歩くように心がけてください。
一度踏み跡がついてしまうと、植生が元にもどるまでには長い年月がかかります。
登山者の皆様には良識をもって行動していただきたいと存じます。

残雪状況:
第一花園入口 90m
第花園看板奥 50m
第二花園 全面
奥の平  60m
第三雪渓 下部3分の1
第四雪渓 下部40m+10m(分断されている)

開花状況:
登山口~第一花園 カラマツソウ・ミヤマキンバイ・ゴゼンタチバナ・マルバシモツケ・ハクサンチドリ↓ エゾウサギギク・マイヅルソウ・モミジカラマツ・ミヤマキンポウゲ↑ エゾノレイジンソウ・ウメバチソウ(始)
第一花園~第二花園 カラマツソウ○ ミヤマキンポウゲ↑
奥ノ平 キバナシャクナゲ・シラネニンジン↓ ミヤマキンバイ・チングルマ↑ ツガザクラ類(始)
コマクサ平 シラネニンジン・コマクサ・チシマキンレイカ・エゾノマルバシモツケ↓
イワブクロ○ チシマツガザクラ↑
第三雪渓下 チングルマ・エゾコザクラ↑ ツガザクラ類(始)
第三雪渓上~第四雪渓下 キバナシャクナゲ・エゾノハクサンイチゲ↓ コマクサ○
エゾコザクラ・ミヤマキンバイ・イワギキョウ↑ ツガザクラ類・ヨツバシオガマ(始)
第四雪渓上 チングルマ・イワヒゲ↓ エゾヒメクワガタ・ヨツバシオガマ↑ ツガザクラ類(始)
赤岳山頂付近 チョウノスケソウ(終) イワヒゲ・メアカンキンバイ・チングルマ・エゾノマルバシモツケ↓ チシマキンレイカ・エゾハハコヨモギ○ サマニヨモギ・エゾツツジ・イワブクロ・エゾイワツメクサ・ヒメイワタデ↓

写真 赤岳第一花園 第三雪渓 7/20

雲の平方面

 雲ノ平のチングルマ・エゾツガザクラ、先日の大雨の影響で萎れかけが目立ちます。
但し、遠目で見る分には群落状態を保っています。

 キバナシャクナゲもまだ開花していますが、
チングルマは見頃のもの・散りかけのもの(萎れ気味)・僅かな蕾・綿毛のものと
バラバラの状態です。

 また、周辺にはミヤマキンバイ・エゾコザクラなども開花しており、
まだまだお花を楽しめる状態です。

 尚、赤石川は依然水量多く、流れも早いです。
北鎮岳分岐下雪渓も相変わらず多くの雪渓です。
どちらも装備を万全に安全な山行をお願いします。

 本日は山頂周辺から強風の状態でした。
山麓は気温が上がっていますが、天候状態を加味して
防寒対策も必要な日も出てきています。

写真:雲ノ平 7/20
  • チングルマ : 既に終わったもの・見頃のもの・蕾のものと「まだら状態」