雪どけが進んでいます

 朝晩はまだ一桁の前半の気温ですが、
日中はようやく上がってきています。

 今週末から気温も高くなる予報となっていますので、
さらに雪どけが進むでしょう。

 現在も少しずつ進んでおり、
石狩川の水量も多くなってきました。

写真:石狩川 奥はニセイカウシュッペ山 5/8

本日の層雲峡峡谷

層雲峡峡谷、カツラの若葉が赤くなってきました。

 お客様に「赤い樹木は何ですか?」との問い合わせがありますが、
カツラの若葉です。(落葉時は甘いにおいを発します)

 カツラやダケカンバ、シウリザクラ等々、
赤や黄緑、緑とまるで紅葉しているかのようです。まさしく「春もみじ」ですね。

 この春もみじ、光合成が本格化する時期までは葉緑素が十分ではない為、葉がまだ薄くなっています。
このため、若い葉を守るため「アントシアニン」という物質が色を染め、紫外線を遮り若葉を守っているのです。

 まだまだ色濃くなっていきますが、この時期を過ぎると
いよいよ「新緑」の季節となります。

写真:カツラ 5/2
  • カツラ

紅葉谷

紅葉谷

 気温は上がってきていますが、
紅葉谷のコースはほぼ雪の中です。

 雪の状態も様々で、
氷・硬い・ザクザクと大変に歩きずらいです。

 まだ一般的ではありませんが、
装備を万全に十分注意されて歩行ください。

写真:紅葉谷散策路の様子 5/2
  • 雪渓あり

お知らせ

センター講座のお知らせ

アイヌ語地名講座 「ニセイ」を歩く

 ニセイケシオマップ・ニセイノシキオマップ・ニセイチャロマップ・ニセイカウシペ・シュオプニセイ(大函)――。
層雲峡には「ニセイ」のつく地名が目立ちますが、「ニセイ」は断崖絶壁を意味するアイヌ語で、
北海道の命名者とされている松浦武四郎が歩いた160年前のアイヌ時代には、現在の層雲峡地区はただ「ニセイ」とだけ呼ばれていたようです。

 講座では層雲峡地区に残る「ニセイ」地名をめぐり、地名の由来を紐解いていきます。

期間:5月19日20日
集合場所:層雲峡ビジターセンター
集合時刻:午前の部 09:00 午後の部 13:00(行程:2時間~2時間半 歩行:1時間程度)
参加費:無料
対象:中学生以上
 ※未成年は保護者同伴。前日までに予約が必要。
定員:7名
服装:野外で活動できる服装
 ※多少の雨でも催行しますので、雨具をお持ちください。

写真:大函 4/30
  • ビジターセンター行事

黒岳北東斜面

 4月も残り僅か、ここ数日晴天が続く層雲峡、
本日も快晴ですが気温が12℃とあまり上がっていません。

 明日からは少し上がってくる予報ですが、
GW後半からはまた寒い日が少し続きそうです。

 気温が上がってこないため、雪どけもあまり進んでいません。
本日現在で黒岳七合目410㎝、昨年比+20㎝です。

 スキー場としては5/6までの営業となり、
その後夏山リフトへの切り替え工事があり、夏山営業は6/1からとなります。

 写真はリフト乗車中と、七合目周辺のものですが
まだまだ完全な冬山です。

 そろそろ春山シーズンの問い合わせがきています。
今年もまた同じフレーズとなりますが、

*装備の充実は欠かせません
*視界不良時は道迷いに十分な注意が必要です
*滑落には十分注意して下さい(毎年滑落事故が起きています)
 (昨年の例で、上山ができても、下山ができないケースが続出しています)
*鳴り物は必ず持参して下さい
 (若い雄熊は既に冬眠から覚めています。仔を連れた母熊達も間もなく冬眠から目覚めます。)

等々数え上げればきりがないですが、それだけ事故も発生しているということでご承知おき下さい。

写真:黒岳七合目周辺 4/29
  • 滑落には十分注意してください。