センター講座が行われました

センター講座「浮島湿原」観察会が行われました。

 浮島インター出入り口の国道沿いでは、溶結凝灰岩露頭を観察しながら
湿原の基盤となる笹山火山の火砕流について、

 浮島湿原では、約70にもなる池塘の成因や特徴について
湿原中間地点では、浮島の種類(固定浮島・固定化浮島)や
周辺に自生する湿性植物の遷移について観察を行いました。

*次回は8/18、場所は追ってお知らせいたします。

写真:トキソウ・ヒツジグサ 7/21

赤岳コマクサ平

コマクサ平

 赤岳「コマクサ平」見頃の状態が続いています。
お天気次第ですが、この状態はもうしばらく続きそうです。

 各所まだまだ雪渓があります。
装備を万全に十分注意されて登頂して下さい。

 周辺(赤岳・小泉岳方面)では、タカネオミナエシ・イワブクロ・キバナシオガマ・タカネスミレ等も良い状態を保っていますが、
ホソバウルップソウはまだしっかりとした株もありますが、全体的には萎れかけが目立ってきました。

写真:コマクサ平 7/19

黒岳北東斜面

黒岳情報

 黒岳の雪渓は1ヶ所のみとなりました。
8合目標柱を過ぎてから約2mの雪渓です。(転倒に要注意です)

 お花は、九合目周辺から「チシマノキンバイソウ」「ウコンウツギ」が
群落を形成してきており、いよいよ「花の黒岳」に近付いてきました。

 頂上からポン黒岳間は「エゾツツジ」「イワブクロ」も開花しはじめており
先に開花している「タカネオミナエシ」「コマクサ」等とあわせ、あと数日でこちらも賑やかになりそうな様相です。

 石室から雲ノ平周辺では「キバナシャクナゲ」「チングルマ」「エゾツガザクラ」
「ミヤマキンバイ」「エゾコザクラ」等が開花していますが、
小群落を形成していたり、蕾の状態であったり、やや萎れかけがあったりと「様々な状況」ですが
今後のお天気に期待したいところです。

 特に「雲ノ平周辺」では、群落状態とはなっているものの、
先日の「霜」の影響もあり、やや「まばらな開花」状態の場所もあります。

*赤石川は水量少なく流れも緩やかです。前日・当日等のお天気次第では状況が変わります。
*北鎮岳分岐下雪渓は相変わらず起伏のある雪渓です。特に下りでの使用は十分注意されて下さい。

写真:九合目周辺のウコンウツギ 雲ノ平周辺のチングルマ等 7/17
  • 開花中です。

エゾナキウサギ

 黒岳石室周辺の「ポン黒岳」で、
ナキウサギが採食していました。

 時には写真のように高山植物なども食します。
この日は「イワヒゲ」や「メアカンキンバイ」なども・・・。
(写真下)

 基本「草食」であり、さまざまな植物を採食しますが
写真のように「地衣類」等も食べます。
(写真上)

 ナキウサギ目当てに道内外より黒岳に登られていますが、
登山の休憩時や、また黒岳石室に宿泊してナキウサギ観察もおすすめです。

写真:エゾナキウサギ 7/11

黒岳北東斜面

 黒岳の雪渓も、残すところあと4ヶ所となりました。
七合標柱後2m・八合標柱後2・8・5mです。

 滑落の心配はありませんが、特に下りで転倒される方が
多いです。雪面もやや硬めです。十分注意されて下さい。

 お花は九合目周辺から花数・種類も徐々に増えていっています。
特に、九合目周辺からは写真の「ウコンウツギ」が群落を形成してきました。

 また、雲ノ平周辺では「キバナシャクナゲ」「チングルマ」「エゾノツガザクラ」
「ミヤマキンバイ」「エゾコザクラ」等々が小群落を形成しています。

 朝晩が中々気温が上がらず、8日早朝に雲ノ平周辺で「霜」がおりました。
この状況が少なからずお花の開花に影響があったようですが、
まだまだ蕾もたくさんあることから、今後のお天気を注視していくこととなります。

*赤石川~水量少なく流れも緩やかです。気象によっては状況が変化します。
*北鎮岳分岐下~相変わらず起伏のある雪渓です。特に下りでの使用は十分注意されて下さい。

装備を万全に十分注意されて登頂して下さい。

*お知らせ
台風等の影響でロープウェイ1合目~五合目登山道が閉鎖されていましたが、
7/11PM1時開通となりました。
但し、まだ不安定な部所もあり天候状況によっては日々変化し閉鎖の可能性もあります。
また、登山道入口の看板は未設置ですが、数日後に設置予定です。

写真:九合目周辺ウコンウツギ(右上はマネキ岩)・雲ノ平周辺キバナシャクナゲ 7/11