シマエナガ

 越冬のため冬期間は樹木の多い公園等々に降り、
同場所で春先にかけて繁殖期に入ります。

 4月から6月にかけて卵を産み、半月かけて抱卵後、早いもので4月には雛の姿が見られますが、
今回は山地のやや奥地で巣立ち雛を目撃しました。

偶然にも巣立ち直後に出会うことができましたが、目視で10羽の雛が確認できました。

 写真はやや斜めに上体を傾けていますが、太陽に向けて身体を「乾かして」いるようでした。
巣立ち後はいくつかの家族群で行動します。

写真:シマエナガ巣立ち雛 6/14

PS

13日黒岳残雪情報

(お恥ずかしい話ですが、頂上周辺から少しの距離を滑落しました。
慣れていてもちょっとした油断で滑ります。
デジカメを流されてしまい画像がありません…。ご容赦くださいませ。)

まだまだ多くの残雪です。
但し、八・九合目の標柱は全て露出していましたので、日増しに雪解けが進んでいるようです。
九合目周辺からは、樹木の枝も雪の中から出てきており、踏み抜きも出始めたことからやや歩きずらい箇所もあります。
頂上直下からは「滑落」の危険性も十分あります。
装備を万全に安全な山行をお願いします。
雪に慣れていない方につきましては、もうしばらく登山は控えたほうがよさそうです。
また、天候状況にもよりますが、最低でも軽アイゼン・ピッケルはお持ちになって下さい。
この時期は「上山ができても」「下山できない」ケースが多発しています…。
上山時、下山に不安を感じましたら、是非とも「引き返す」ことも考慮されて下さい。

仔ギツネ

今年もまたまた可愛い姿を見せてくれました。

 5匹の仔ギツネでしたが、わんぱくの一匹のみカメラに収まりました。
親は餌探しに大忙しです。

 兄弟揃って林道周辺で遊んでいますので、
この時期の登山口に向かう各林道走行時は安全運転でお願いします。

写真:仔ギツネ 6/12

エゾシマリス

活動が始まりました

 長い冬も終わり、動物たちもそろそろ
繁殖に向けて準備が始まりました。

 地衣類を口いっぱいに詰め込み
巣穴へと何度も運んでいました。

 想像しただけで、ふかふかの
巣穴が出来上がりそうですね。

写真:エゾシマリス ポン黒岳 6/10

黒岳残雪状況

黒岳残雪情報

 緊急事態宣言下につき、層雲峡ビジターセンターは閉館中(21日再開予定)ですが、
電話対応と情報収集は通常どおり行っております。

 また、黒岳ロープウェイも、コロナウィルス対策をしたうえで、
ロープウェイとリフトの夏季営業を行っております。

 さて、黒岳登山道に関する問い合わせが増えてきています。
北海道もようやく初夏を感じる時期になり、平野部では夏日を観測する日も増えてきました。

 層雲峡地区でも、標高650mの温泉街では新緑がまぶしい爽やかな日和ですが、
標高1300mのロープウェイ黒岳駅付近では、ようやくチシマザクラが咲き始めたばかりです。

 ところが山の上は別世界です。7合目のリフトを降りて、登山事務所を過ぎた瞬間から雪上歩行が始まります。
ごく部分的に登山道が露出している数か所を除いて、山頂直下まで雪の上を歩きます。

 感覚的には、スキーコースを登るような感じで、斜度は、8合目くらいまでがスキーの中級コース、
9合目の上は上級コースで、部分的にはジャンプ台くらいの斜度になります。

 本日は、気温もわりと高めだったので、登山靴+ピッケルという装備で登りましたが、
思った以上に雪面が硬く、アイゼンを持ってきた方がよかったと感じました。

 雪面がもうすこし硬かったら、登行を断念して引き返したと思います。
登る途中に、数メートル滑落したスキーヤーも目撃しました。

 登り以上に危険なのが下りです。
山頂からの下降中にバランスを崩して転倒・滑落し、救急車が出動する事故が、毎年のように起きるのもこの時期です。

 雪山経験のない登山者の黒岳登山は、いましばらく待った方がいいでしょう。

 黒岳石室は、緊急事態解除後のオープン予定です(現状では21日)。詳細は、りんゆう観光・黒岳ロープウェイにお問い合わせ下さい。

写真 黒岳9合目 黒岳石室 6/9

黒岳北東斜面

黒岳残雪状況

 *例年通り全面雪の状況です。

 七合目登山事務所経由後、黒岳山頂までは
全て雪の上を歩きます。

 気温の上昇で雪がやや「腐り気味」の部所もありましたが、
基本的には「硬く」装備の充実は欠かせません。

 毎年この時期は滑落事故等々があります。
特に、下りでの歩行は十分な注意が必要です。

*装備を万全に安全な山行をお願いします。
*雪に慣れていない方につきましては、現段階ではおすすめできない状況です。

写真:黒岳七合目~八合目 6/5