黒岳

温泉街からの「黒岳」です。相変わらず積雪の多い状態ですが、現在のところ黒岳七合目で積雪330cm、昨年と比べほぼ同程度の量です。しかし、黒岳はここから積雪の増える時期・・・。昨年は6月以降雪解けが早く進みましたが、さて今年はどうなるでしょうか・・・。

写真:黒岳 2/28

早くも夏鳥がやってきました

「セグロセキレイ」がやってきました。この地区ではなかなか珍しい野鳥です。一部は越冬しているようですが、一歩ずつ確実に春に向かっているようです。いつもは、ネコヤナギやふきのとうの芽吹きや、福寿草の開花で春を感じていましたが、野鳥でも春を感じることができる日がやってきたようです。余談ですが、森の中に入る手前で「森林管理署」の方に会いましたが、既に「熊除けの鈴」を携行していました。山に入られる方はそろそろ「要注意」かもしれません。若い「雄熊」は2月下旬にも冬眠から覚めます。

写真:セグロセキレイ 2/28

忍法!逆さま枝渡り・・・

気温も上昇し、雪質も少々「べたついた」感じで重たい雪でした。歩き疲れて休憩中、遠目に「エゾリス」発見。しばし、その様子を観察していました。枝から枝へジャンプしたり、高い木の上から猛スピードで駆け下りたり、写真のように「逆さま」になりながら「枝渡り」をしたりと、何とも飽きさせない動物です。

写真:エゾリス 2/27

全て雄でした

久しぶりに暖かい層雲峡です。現在の気温はマイナス2℃です。しかし、週末はまた「暴風雪」の予報・・・。これを繰り返して春がやってくるのでしょう。写真は「エゾシカ」の雄です。もともとは群れで行動しますし、雄だけでいることももちろんありますが、写真のような光景は久しぶりです。写真では遠目でわかりずらいですが、角をよくみると、1年目や2年目の雄も交じっており、バラバラの小さな群れでした。しかし、案の定こちらの姿を見かけると「一目散」に散っていきました。

写真:エゾシカの群れ 2/27

豪快な食べっぷりです

今に始まったことではないのですが・・・。写真は「エゾシカ」が樹皮を食い荒らした跡です。この「林業被害」、森の中に入ると年々増加してきていると感じます。その光景を見ると、何やら異様な感じさえ受けます。樹皮が幹の一周を剥がされてしまうと、その木は残念ながら枯れてしまいます・・・。見たところ、そう太くない木を狙っているようで、やはり若い木は樹皮が軟らかいということなのでしょう。何とも困ったことですが、しかし写真のような食べ方を見ると、木も「たまったものではない」と声が聞こえてきそうです。夏は我が家の大事に育てた「枝豆」も被害に遭いました。今年は何か対策を立てねば・・・。

写真:エゾシカの食害 2/22