昨日(8/30)、高根ヶ原でひぐまが登山者に近づく事例が発生しました。
ここ数日同場所でヒグマとの近距離遭遇が続いています。
白雲避難小屋とり、通過予定の登山者に計画変更をするように注意喚起をしています。
昨日(8/30)、高根ヶ原でひぐまが登山者に近づく事例が発生しました。
ここ数日同場所でヒグマとの近距離遭遇が続いています。
白雲避難小屋とり、通過予定の登山者に計画変更をするように注意喚起をしています。
黒岳もすっかり秋の気配に包まれてきました。ところどころ色づいた葉が、季節の移ろいを静かに告げています。
気温は徐々に下がっており、風に吹かれると体感温度はさらに低く感じられます。
登山中は汗をかきますが、休憩時にはその汗が冷えて、急に寒さを感じることもあるでしょう。
体温調節がしやすい服装を心がけ、快適に登山を楽しんでください。また、黒岳石室に宿泊される場合は防寒対策が必須です。朝晩は気温が10℃を下回ることもあります。
なお、最近の黒岳周辺ではヒグマの目撃情報は報告されていませんが、桂月岳や凌雲岳では確認されています。
食べ物やゴミの管理は徹底し、食べ残しなどを放置しないよう十分ご注意ください。
ポン黒のウラシマツツジ 雲ノ平周辺のチングルマ
東日本や西日本では相変わらず猛暑日が続いているようですが、大雪山の稜線では着々と秋色が広がっています。
緑岳登山道の第一・第二花畑周辺ではチングルマが色づき始め、ウラジロナナカマドも一部で葉色が変わってきました(写真左)。また、稜線ではウラシマツツジの紅葉が進んできています(写真右)。
もちろん稜線を吹き抜ける風には、涼しいを通り越して肌寒いものを感じます。ウィンドシェルのような風を遮る上着は必携です。帽子や手袋もザックにしのばせて山へ行きましょう。
ちなみに、登山道上ではありませんが、緑岳の岩塊斜面下の草地に数頭のヒグマがいるのを白雲小屋スタッフが目撃しました。ヒグマに対する警戒もお忘れなく。
写真 緑岳第二花畑(チングルマの紅葉) 板垣分岐付近(ウラシマツツジの紅葉) 8月25日
八月も下旬に入り、層雲峡では最低気温が15℃を下回る日もでてきました。大雪山の稜線や風衝地(風を遮るものがなく吹きっさらしの場所)では早くも葉の色が変わってきたものもあります。写真はコマクサ平のウラシマツツジと、小泉岳稜線のヒメイワタデです。白雲岳避難小屋では最低気温が5℃を下回る日もあり、防寒対策なしでは朝晩過ごせなくなってきています。
ヒグマ情報:
高根ケ原では毎日のように登山者がヒグマを目撃しています。単独の個体の場合もあれば、親子の場合もあるようです。トムラウシ方面への縦走の際には、鳴り物や熊スプレーを携行し、辺りに気をくばりながら歩くようにしてください。
コマクサ平 板垣分岐付近 写真8月22日
北海道の都市部ではいまだに真夏の暑さが続いていますが、大雪山の稜線ではここ数日秋の気配が漂ってきました。
緑岳の登山道では高山植物の開花はほぼ終わり、お花畑ではチングルマの穂が目立ち、稜線では緑岳から少し下った鞍部のクモイリンドウだけが、花数は少ないながらも目立ちます。ウラシマツツジやヒメイワタデのなかには葉色が変わってきた株もありました。季節は確実に秋へと歩を進めた印象です。
登山の際には防寒・防風対策をお忘れなく。
写真 緑岳稜線 緑岳第二花畑 8月14日