黒岳七合目

黒岳残雪状況

 日増しに雪どけが進んできました。
まだまだ長い雪渓もありますが、滑落の心配は軽減されています。

 登り始めから、断続的に雪が残っていますが、
踏み抜き・転倒には十分注意されて下さい。

 特に、雪どけ間もない部所では登山道は悪路です。
また、下りでは油断は禁物です。大きな石も見え始めてきたことから、
少しの転倒等でも大けがにつながります。

装備を万全に安全な山行をお願い致します。

写真:七合目周辺 7/1

お知らせ

層雲峡ビジターセンターでは4月1日から「層雲峡VR 360」の運用を開始しています。

環境省が管轄するビジターセンターとしては、全国初の試みとなる非接触型のモニターで、
大雪山の360° 映像を疑似体験するシステムです。

さらに今回のお知らせは、4月に告知した通り「VRゴーグル」が導入され、
今まで以上にリアリティあふれる映像の疑似体験運用が始まりました。

 具体的には:
大雪山の魅力を7分50秒に凝縮した「Welcome to大雪山国立公園」
大雪山と層雲峡峡谷の上空を鳥になった気分で空中散歩する「VR スカイウォーク」
ガイドの解説を聞きながら大雪山の主要コースを巡る「VR表大雪バーチャルトレッキング」
夏山以外の層雲峡でのアクティビティーを紹介する「体感!層雲峡アクティビティー」
層雲峡峡谷がどのようにできたのかをわかりやすく説明する「層雲峡峡谷の成り立ち」
黒岳エリアを中心とした25地点を360° のパノラマで体感する「山頂パノラマ&絶景コレクション」
など、13のコンテンツをお楽しみいただけます。

コロナ対策にじゅうぶん配慮した形で運用いたしますので、ご来館の際はぜひ体験してみてください。

赤石川方面

赤石川の様子

 上部から切れ込みが入ってきていますが、
現在の所はまだ雪の上を歩行できます。

 日増しに状況が変わりますので、
装備を万全にお願い致します。

写真:赤石川 6/28

PS
先日お知らせしました、沼の原登山口への層雲峡本流林道は、7月上旬開通予定とのことです。
また、ニセイカウシュッペ山への古川砂金越林道は、豪雨による路面洗掘のため通行止めとなっています。
開通予定は未定ですが、7月中には開通とのことです。

白雲岳避難小屋周辺

白雲小屋および周辺情報

去年建て替えられた白雲岳避難小屋が26日から営業を開始しました。
宿泊協力金¥2000 テント¥500/1人 登山道維持管理協力金¥1000となっています。

 登山道維持管理協力金は任意ですが、白雲小屋周辺の登山道の維持管理のために、皆さまのご協力をお願いします。
協力してくれた方には、白雲小屋オリジナル手ぬぐいが記念品として進呈されます。

 テント場・水場ともに使用可能ですが、テント場奥に残雪があり、
サイトの半分くらいが泥濘により使用不適となっています。込み合った場合は雪上に幕営することになります。

 小屋内は、コロナウィルス対策のため、人数制限があり、
写真のようにパーテーションで仕切られたスペースに寝ることになります。

 避難小屋という性格上、予約は出来ませんが、
白雲小屋ウェブサイトの「混雑予想カレンダー」で事前に込み具合を見ることができます。
混雑が予想される日の利用を避け、感染予防にご協力ください。

開花情報
板垣新道:エゾノハクサンイチゲ・エゾコザクラ・キバナシャクナゲ↑
白雲小屋周辺:イワウメ・チシマアマナ・エゾオヤマノエンドウ・ミヤマキンバイ↑
高根ヶ原:イワウメ・ミヤマキンバイ〇 ホソバウルップソウ・エゾノハクサンイチゲ・メアカンキンバイ・エゾオヤマノエンドウ↑

写真 白雲小屋テント場 小屋内のパーテーション 6/27

緑岳残雪状況

松浦岳(緑岳)登山情報

 登山口から第一花畑下までは登山道が露出していますが、
第一花畑からエイコの沢ガレ場までは雪原が広がっています。
ポールでマーキングがされていますが、視界不良時に備えてGPSなど現在地が確認できる装備を携行してください。
 
 エイコの沢ガレ場の取り付きは、夏道ではなく、崖側を廻り込むように設定されているので、
下降時は滑落に注意してください。
 
 山頂付近ではイワウメが開花のピークを迎えています。
山頂北側の鞍部まで行くと、ホソバウルップソウの開花が見られます。


開花情報
登山口:ダイセツヒナオトギリ↑
岩塊斜面:ミヤマキンバイ・メアカンキンバイ↓
緑岳山頂~板垣分岐:イワウメ◎ ミヤマキンバイ〇 ホソバウルップソウ↑
板垣新道:エゾノハクサンイチゲ・エゾコザクラ・キバナシャクナゲ↑


写真 エイコノ沢ガレ場 緑岳山頂付近のイワウメ 6/27