モモンガ

2月の後半に森の中を散策中、アカゲラが掘ったと思われる樹洞を見つけました。何度か同じ場所に通う日が続きましたが「もしや、モモンガが再利用するかも」と思いながら撮影の日を狙っていました。気温も高く推移しており、今日がチャンスと万全の寒さ対策等々をし(モモンガは夜行性です)、準備を一通り済ませたあと樹洞を見上げると、準備の甲斐もなく?何と穴からこちらを見つめていました。かよった甲斐があったのか、それともモモンガがサービスをしてくれたのか、はたまた根負けをしてくれたのか、やや暗くなりかけたうちに帰路につくことができました。フラッシュも使用しなくて済んだことは、モモンガを驚かせなくてよかったです。

写真:エゾモモンガ 上川町 4/6

ミヤマホオジロ

冬鳥ですが、北海道に渡ってくる数は少ないです。ホオジロと同程度の大きさで、頭の冠羽が目立ちます。顔に黒と黄色の模様があり、学名通り「エレガントなホオジロ類」です。鳴き声は「チッ」と、とてもかわいらしく鳴きます。積雪の少ない道南地方や、道外では西日本などで普通に見られるそうですが、この周辺では中々お目にかかれません。この日は、つがいで合計4羽見かけました。

写真:ミヤマホオジロ雄 上川町 4/7

ホオジロ

夏鳥で、一部越冬しています。スズメよりやや大きく、尾が長いです。「ホオジロガモ」同様に、頬は白と黒のコントラストです。鳴き声が「チョッピチュピーチュー」「チュッピチュリチュー」と何とも言葉のような鳴き声。「一筆啓上つかまり候」とか「札幌ラーメン味噌ラーメン」などど聞きなしがありますが「う~ん」?どうしてもそのようには聞こえないのですが・・・。

写真:ホオジロ 上川町 4/7

ホオジロガモ

冬鳥ですが、稀に夏にみられることもあります。写真の通り嘴の付け根に白い模様があります。(その名もホオジロガモ)春先には、雌の周りに雄が集まり、首を背中に乗せまた戻すということを繰り返す「求愛ダンス」を盛んに行います。(ヘッドスローディスプレイと言うそうです)マガモよりやや小さめで、鳴き声は「クィ」、繁殖期には樹洞や地上の穴で繁殖します。

写真:ホオジロガモ雄 上川町 4/7

カルガモ

お馴染みの「カルガモ」です。よく、雛を連れた母ガモが話題になります。カモの仲間では、雄雌ともに同色で、マガモより若干大きいです。鳴き声もお馴染みの「グワッグワッ」。いつも小さな群れで行動しています。

写真:カルガモ 上川町 4/7