またまた足跡・・・

昨日は凄まじい「猛吹雪」でした。風が大変強く、前傾姿勢で歩かなければ後ろに倒されるほどでした。打って変わって本日の層雲峡は、午前中は比較的穏やかな天候で、午後より「みぞれ」交じりの雪が降っています。昨年の同時期の層雲峡の写真を見てみると、上部はやや雪が被ってはいるものの、温泉街は殆ど雪がない状態・・・。今年は、降雪量としては昨年をはるかに上回っているものの、気象庁統計の積雪深では15cmほど。雨などの影響で雪が融けていることがわかります。そのような天候の中、本日は黒岳スキー場がオープンしました。ここ数日の悪天で、山は一気に降雪があったようです。午前中は穏やかだったため林道沿いを歩いてみましたが、またまたヒグマの足跡に遭遇です。比較的新しいものでしたので、すぐさま引き返しましたが、早く「北海道の冬」らしくならなければ、ヒグマも落ち着いて眠りにつけません・・・。

写真:ヒグマの足跡 11/27

みぞれ

初冬に入りましたが、やはり今年の天候を象徴するかのように不安定な天候が続いています。先週は雨が降ったり、先日は吹き溜まりで30cm程度の雪になったり、気温が早朝センター前の温度計で-13℃と厳しい冷え込みになったりと・・・。本日も、雨が降ったり「みぞれ」になったり、今現在は風が強まり吹雪状態で気温は+1℃・・・。月末も気温が上がる予想です。この天候で、冬場のメイン活動の「スノーシュー」散策に影響しなければよいのですが・・・。

写真:層雲峡峡谷 11/24

・・・。

朝から過激な写真でごめんなさい・・・。残念ながら、国道で車の犠牲になってしまいました。夜行性のこの「エゾタヌキ」、歩行速度が遅く間に合わなかったのでしょう・・・。今年に入り、シカ・キツネ・タヌキの同様の被害を多く目撃していますが、生息数の増加?なのか、特にタヌキの犠牲が目に付きます。先日は、エゾシカが轢かれており、カラスの大群に混じって「オジロワシ」も姿を見せていました。ここ国道39号線は、特に動物の横断が多い場所です。惨状を見るたびに、アップしようか迷っていましたが、その数があまりにも多いため、注意喚起も含めて載せました。ドライバーの皆さん、十分に気を付けて下さいね。特に、大型の動物の場合は、車どころか人間も大きな被害に遭ってしまいます。また、このような光景を目にした場合は、最寄の警察までご一報を。早めの処置をしなければ、「ヒグマ」が近寄ってきてしまいます。

写真:車の犠牲に・・・エゾタヌキ 11/20

ヒグマプリント

昨日、林道沿いを歩いていると珍しいヒグマの痕跡を見つけました。この足跡は、横幅14cmのヒグマの足跡で林道沿い50mにわたって見られ、かなり離れたところからもくっきり浮かび上がるほど鮮明な足跡でした。この足跡をつけたヒグマは、夜半から降り続いた雪の中、林道沿いに3~5cmほど降り積もった積雪の上を通った際にしっかりとした足跡がつき、そして早朝の氷点下の気温にさらされ足跡は凍りつきました。その後は何度も車が往復したことでヒグマの足跡はプリントされたように地面から浮かびあがって見えるようになったと思われます。なかなか見られない痕跡ですが、やはりヒグマの足跡・・・。まだヒグマが近くにいるかもしれませんので、速やかにその場から立ち去りましょう。事故につながれば自分も、そしてヒグマにとっても不幸なことです。

写真:凍りついたヒグマの足跡(上は右足跡で下は右手跡) 11/18

強い雨です・・・

本日は早朝から強い雨が降っています。周辺の雪は、この雨の影響で融け始めています。しかし・・・天気予報では、来週は雪・雪・雪です。特に、週の前半は「暴風雪」との予報。そろそろ、黒岳スキー場もオープンの声が聞こえてきそうです。

写真:ナナカマドの実から雨が滴り落ちています 11/19