黒岳山頂~ポン黒岳

黒岳山頂付近のナナカマド類もやや色付きが増してきました。また、山頂からポン黒岳に至るまでは「ウラシマツツジ」「ヒメイワタデ」「エゾツツジ」などの草紅葉がまだまだ見頃となっていますが、ポン黒岳周辺のウラシマツツジはやや「黒ずんだ」ものも見かけられるようになってきました。

写真:黒岳山頂・ポン黒岳 9/12

黒岳九合目

黒岳九合目の様子です。前回情報時から5日が経過しましたが、色付きが徐々に増してきました。相変わらず気温が高く推移していますが、本日も石室では早朝10℃・・・。中々一桁になってくれませんが、数日前に一度気温が下がった影響もあってか、少しずつ色が付いてきているようです。

写真:黒岳九合目 9/12

当麻乗越

きのうあたりからようやく朝晩すこし冷え込むようになりました。「ひょっとしたら」と思い、愛山渓から当麻乗越へ登ってみました。結果は写真のとおり。やっぱりまだかぁ、という感じです。部分的には色が変わってきたウラジロナナカマドもあるのですが、全体的には、若干色が抜けている程度の葉が多いようです。とはいえ、風はもうすっかり秋です。乗越で色づき具合を見ながら風に吹かれていると防寒具が欲しくなりました。旭川などの平野部の最高気温だけからは判断できませんので、ご注意を。

写真:当麻乗越 9/8

沼ノ平

沼ノ平湿原は、草の色が茶枯れて、秋色に染まってきました。湿原を吹き抜ける風も、涼しいというよりは肌寒く感じられます。温かい飲みなどを持って、ノンビリと散策するのがいい季節です。登山道にはヒグマの足跡もありました。彼らも同じ道を利用しているようです。鈴などの鳴りものを携行して、こちらの存在を知らせてあげましょう。

写真:半月沼 9/8

動物の動きも活発です

秋に向かうにつれて、動物の動きがだんだんと活発になってきました。シマリスは登山道のいたるところで、アザミ類の実を口一杯に頬張っていたり、ポン黒岳ではナキウサギがガンコウランの実を咥えていたりと、とても愛くるしい姿を見せています。特に注意が必要なのが「ヒグマ」・・・。写真は、黒岳石室から雲の平方面の登山道の「ど真ん中」に糞を落としていました。赤石川方面でも親子熊が目撃されたりと、その動きも活発になってきています。(今年は、8月下旬から目撃情報が多発しています)紅葉観賞も楽しみの一つですが、この時期は防寒対策も重要ですが、万が一に備えて「鳴り物」は必須です。

写真:シマリス・ナキウサギ・ヒグマ糞 9/7