ふわふわ

「エゾモモンガ」のアップ写真です。ふわふわの毛並みです。おもわず触ってみたくなりますが・・・。歯が鋭く、噛まれるととても痛いです。以前、地面にうずくまっているモモンガを見つけ、保護をするつもりで手にとりましたが、「ガブッ」。それはそれは痛いのです。しかし、噛まれてもやはり「かわいい」モモンガでした。

写真:エゾモモンガ 2/7 17:15

紅葉谷

久しぶりに早朝の気温が-15℃と暖かい?朝でした。現在も気温がプラスに転じ、11/14以来の日中プラス気温です。(気温が上昇するのは明日まで・・・。3日からは、また極寒の層雲峡となりそうです。)明日から大荒れ予報となっているようですが、嵐の前の何とやらでしょうか?そんな中、層雲峡の散策名所:紅葉谷へ行ってきました。入り口から「オオアカゲラ」「エゾシカの群れ」に遭遇です。仔ジカも数頭、何とも微笑ましい光景です。しかし、歩き出すにつれてそんな光景もどこえやら・・・。コースはかなりの「荒れ」になっていました。風が強かったり、降雪が多い年明けですが、枝が散乱していたり、倒木があったり、雪庇ができていたり、もちろん深雪、硬雪であったりとなんとも歩きづらいことになっていました。ルートも不明瞭なところもあり、コースを熟知された方か、スノーシューでの散策に慣れた方以外は少し間隔を空けた方がよさそうです。

写真:オオアカゲラ雌・エゾシカ親子・紅葉滝の氷のカーテン 2/1

どちらもびっくりでした

何か殺気が・・・。ふと横を(外を)みると「エゾシカ」がいました。随分と至近距離です。まるで、玄関から入ってきてセンター見物をしにきたかのようなルートを辿っています。皆さん写真の場所はお分かりでしょうか?ご来館いただいた方は「あっ」と思われたでしょうが、そうです玄関口付近にある「ヒグマの剥製」です。エゾシカは外からこの剥製を見つけ、じーっと微動だにしません。私の横を通り抜けたときはすんなりでしたが、ヒグマをみて驚いた様子です。数分間にらめっこをした後、お帰りになりました。きっともう来ないでしょう・・・。皆さんも層雲峡にお越しになられた時は、このような光景に出くわすかもしれませんが、相手は野生です。絶対に近づかないようにお願いしますね。

写真:ヒグマの剥製をじーっと見ています 1/29

何とも甲高い鳴き声です

おなじみの「ヒヨドリ」です・・・。が、やはりうるさい鳴き声です。身を潜めてエゾユキウサギなどを狙っている時に、「キーッ」「ピーッ」の繰り返し・・・。気が散って集中できません。一羽ならまだしも、二羽・三羽となるとさすがに腹立たしくなります。仕方ないので?写真を撮ってあげました。しかし、魚の「ホッケ」のような大きな口で鳴かれるとたまりません・・・。

写真:ヒヨドリ鳴き口アップ 1/29

フィールドサイン

27日にセンター講座「大雪山麓を歩く~ニセイケショマップ」が行われました。往復約4kと手頃なコースです。途中「桜雲景:おううんけい」~(春になるとエゾムラサキツツジ・エゾヤマザクラが壁面に咲いていることからこの名がつきました。)というポイントがあり、ここからは、黒岳を筆頭に北鎮岳・比布岳・愛別岳など大雪山連峰の一部も見ることができます。この石狩川右岸の林道沿いから流れる「ニセイケショマップ川」とは、ニセイ(峡谷の)・ケシ(の末端)・オマ(にある)・プ(もの)という意味で、コース沿いには数々のフィールドサインも見られました。写真右のクロエゾマツは「クマゲラ」の食痕。「チプタチカム・カムイ」~舟を彫る鳥の神、写真左は、風化はしているものの「ヒグマの爪痕」。この爪痕は後肢で立ち上がってつけるため、ヒグマの大きさが推定できる他、木のぼり痕や行動圏表示(テリトリーを知らせる)のためにつけられたもの、また、爪とぎのものなど色々と種類があります。森の中に入ると、動物達のさまざまな痕跡が見つけられるのも、この時期のスノーシュー散策の魅力の一つです。ちなみに、真っ直ぐ付いている爪痕は、テリトリーを知らせるものです。(覚えておくとよいかも・・・)但し、このトドマツは、木の上部に「コクワ」「ヤマブドウ」があり、これを目当てに木のぼり痕が多数ありますので、見分けは中々難しいかもしれません。

写真:クマゲラ採餌木・ヒグマの爪痕 1/27