痛ましい光景でした・・・

写真は「エゾユキウサギ」の仔・・・。残念ながら息絶えています・・・。エゾユキウサギの繁殖期は2月下旬から7月頃で、出産期は4月から8月頃、出産数はバラツキがありますが通常は2~4頭出産します。1頭のみの出産という場合もあるようですが、このウサギは一体何頭の家族だったのでしょうか?エゾユキウサギは食物連鎖の底辺にあり、個体数も減少しています。天敵は、猛禽類やキタキツネなどなど・・・。外傷は見当たりませんでしたので、死因は推測の域を出ません。母ウサギは、仔ウサギから離れて行動し、授乳の時だけ仔のもとにやってきます。その間の出来事だったのでしょうか?母ウサギと他の仔ウサギが気になります・・・。

写真:エゾユキウサギ(仔) 5/10

花数も増えてきました

「福寿草」と「エゾノリュウキンカ」。気温の上昇とともに、花数も増えています。しかし、まだまだ残雪があるため一斉にとはいかないようです。「ミズバショウ」も所によっては見頃に近くなっていますが、こちらはもう少し時間がかかりそうです。

写真:福寿草・エゾノリュウキンカ 5/10

毛変わり

キタキツネが少しずつですが「毛変わり」時期を迎えているようです。春と冬の前に年2回の毛変わり、冬はフサフサでかわいらしい姿になりますが、反面、これからはやせ細ったキツネの姿になります。こういった光景も春を感じる指標です。

写真:キタキツネ 5/10

エゾエンゴサクが開花しました

ようやく開花しました。しかし、まだまだほんの少しです・・・。昨年は4/22の開花でしたので、半月以上も遅れたことになります。本日は気温が上昇する予報となっていますので、一斉に開花しそうです。しかし、ここ層雲峡では今年の桜はいつ開花するのでしょうか?黒岳五合目名物の「チシマザクラ」、こちらはもっと開花が遅れそうですが、今年は特に待ち遠しいです。

写真:エゾエンゴサク 上川町 5/8

野鳥達が繁殖期を迎えています

ようやくここ層雲峡でも気温が二桁となりました。周りはまだたくさんの雪がありますので、春を感じるには少々違和感がありますが・・・。そのような中、たくさんの野鳥達が繁殖期を迎えています。雄・雌同士で仲良く食事をしたり、追いかけっこをしたりと、野鳥を見ているほうが春を感じれるようです。まだ、木の芽や草、笹などが茂っていませんので野鳥観察には十分な環境です。皆さんも春を感じに、野や山(山はまだ早いですね・・・)、近くの公園に出向いてみてはいかがでしょう。自然を満喫するには良い季節となってきています。

写真:ウソ(上段雄・下段雌) 5/8