注意・ヒグマ多発

白雲避難小屋周辺、高原沼巡り及び高根ヶ原縦走路周辺は、例年より多くヒグマ目撃、遭遇がありますので、利用する場合は事前に層雲峡ビジターセンター等で最新情報を確認して、対策を考えた上の入山をお勧めします。
以下は7/2ヒグマ情報センターからの状況お知らせです。
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<ヒグマ情報センター状況>・7 月 2 日現在
・ヒグマ至近距離遭遇(50m 以内)7 回(登山者センター員合わせて)
※2022 年はシーズンすべて合わせて 10 回
・ヒグマ痕跡及び目撃 42 回
※2022 年は痕跡、目撃 7 月 2 日までで 8 回
・親子熊(当歳 2 頭)、親子熊(当歳 2 頭)、親子熊(1 歳 2 頭)、親子熊(当歳 1 頭)
親子熊(2 歳?1 頭)、単独熊 2 頭
・最低 15 頭が高根ヶ原斜面~白雲岳避難小屋周辺を生活圏にしていると判断。
・1 頭は人との距離が 10m、5m でもゆっくりと行動する「段階1*」に近いヒグマ
・親子 3 頭の一組は、人との距離が 100m 程度であればまったく気にしない個体
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*段階1については「北海道ヒグマ保護管理計画」の対応方針をご覧ください。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/higuma/higuma.html

緑岳残雪状況

緑岳の残雪状況をお知らせします。
第一花畑の登山道が9割、第二花畑の登山道が7割出てます。
第二花畑の山頂方面端(エイコの沢)の残雪が段差なっていますので、通過の際には慎重に。
写真:第二花畑の山頂方面端上り方向、下り方向 7/2

赤岳コースの雪渓

 赤岳登山コースも雪解けが進んできました。残雪の状況は以下のとおりです。アイゼンを使用する場合は雪上のみでお願いします。登山道上でアイゼンを使用すると登山道が傷み、土壌流出の引き金になりかねませんので、ご注意願います。


 登山道の残雪状況
第一花園:手前沢筋80m 看板先50m+80m 見晴台下50m
第二花園:ほぼ全面雪
第三雪渓:中間部から下部にかけて80mほど露出している以外は雪
第四雪渓:最上部で三分の一ほど登山道が出ている以外は雪

写真 第一花園上部 第三雪渓 7月2日

見頃期へ

 赤岳山頂から小泉平にかけての稜線では、イワウメやホソバウルップソウが見頃を迎えています。とくにイワウメは、数年ぶりの当たり年のようであちこちで群落をつくって咲いています。ホソバウルップソウも上部まで咲き揃っているものもあり、きれいな状態です。チョウノスケソウは咲き始めの株が多いので、見頃は今週後半から来週にかけてと予想されます。


写真 イワウメ群落 ホソバウルップソウ(小泉平) 7月2日

赤石川方面

赤石川の渡渉点は、まだ雪が多く残っているため、スノーブリッジの上を歩いて渡ることができました。ただ、真ん中の部分がだいぶ薄くなっていて、スノーブリッジを渡っていた人はその部分を歩くのを避けて、ジャンプして通っていました。明日(27日)も晴れの予報で、気温は今日より高くなるようです。そして、28日からずっと傘マークが出てきてぐずついたお天気が続くようです。明日の高温と雨で、スノーブリッジは落ちてなくなってしまう可能性もあります。赤石川方面に行かれる際は渡渉の準備もお願いいたします。

写真:赤石川渡渉点 6/26