スノーシュートレッキング

朝8時30分ビジターセンターに集合。スノーシューを足に合わせてから、いざ出発。今日はどんな自然との出会いがあるでしょうか。
 森に入ると、ギー、ギー・・・ 舟のオールをを漕ぐような音が聞こえてきます。桂の古木が風に揺れて、ゆっくりゆっくり枝をきしませています。エゾシカの群れが、じっとこちらの出方を伺っています。コースを跨ぐようにして、今日はエゾクロテンのトレースがたくさんついています。長い歩幅は何か獲物を見つけたのか、勢いよく走りぬけた跡、短い歩幅は「何かいないかなー」と、うろうろした跡?彼らの息づかいがきこえてくるようです。私達が寝静まったあと、こうして動物たちが人知れず、確かに生きているのだと、新雪に残された彼らの足跡が実感させてくれます。今頃は樹の根元の小さな穴で体を休め、眠っているのかもしれません。冷たい空気に手をかじかませながらも、興味深く観察が出来ました。冬の森の観察会「スノーシュートレッキング」は、2月から3月20日までの毎週土、日、祝日に行っています。朝8時30分集合、12時頃までにセンターに帰ってきます。定員10名、要事前申し込みです。
電話01658-9-4400層雲峡ビジターセンター