月光浴

「天の海に月の船浮け桂かじかけて漕ぐ見ゆ月人壮子」 (万葉集)
古代中国には、月の中には想像上の桂の木が生えているという伝説があります。「桂かじ」とは、月の桂の木で作った舵のこと。月は銀河を渡る舟。1月25日は素晴らしい満月でした。氷のように青白い月は冷たく輝き、雪原を照らし、川面を照らし、どこまでも静かです。この満月を挟んだ3日間で、冬の講座のナイトトレッキングを行いました。初日はあいにくの雪。もっさもっさと降り積もり、帰る頃には行きの足跡も消えてしまいました。それでも、紅葉川に出来た氷のオブジェに、ふわふわの雪帽子、自然の造形はとてもきれいでした。時には、静かな夜の声に耳を傾け、体の奥深く刻む体内時計をリセット。2月と3月の満月の頃にも講座を行います。詳細お問い合わせ下さい。
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