カメムシの引越し

 ちょうど土踏まずの辺りに異物感を感じ、うわっと慌てて足を上げ。冬越しのために家の中に入ってきたカメムシを、あやうく踏み潰すところでした。ストーブを焚いて部屋が暖まると、ブ~ンと元気に飛び回っています。この季節は、他にもテントウムシやワラジムシなどもやってくるので、踏まないよう注意が必要です。
 カメムシが放つ強烈なニオイは周知のとおりで、ヘップリムシとかヘクサムシなどと呼ぶ地域もあります。臭いニオイはおしりではなく、胸部側面にある一対の小さな穴から液体として放出されます。カメムシの仲間はとても種類が多く、よく家にやって来るのは、茶色いスコットカメムシ。ほかにも何種類かいます。一緒に暮らすコツは干渉しないこと。触らぬカメムシに臭いナシです。意外な感じがするのですが、層雲峡にはそれほどカメムシが多くないようです。農地などのある里の環境のほうがカメムシには暮らしやすいのかもしれません。

 写真:ニセイカウシュッペの日の出(上川町・11/4)