2006年8月28日 その2
危惧が現実になってしまいました。8/27付の北海道新聞にも掲載されていましたが、大雪山の黒岳でも外来種のセイヨウオオマルハナバチが確認されました。
もともと「セイヨウ(略)」はトマトの受粉用に輸入されましたが、ハウスから逃げ出したものが野外で繁殖し、すでに道内全域に分布を拡大させ問題になっています。それが高山帯で確認されたのは初めてで、高山という脆弱で微妙なバランスで成り立つ環境では生態系への影響が心配されています。
セイヨウはもともといた在来のマルハナバチに比べ繁殖力が強く、急速に置き換わりが進んでいます。これまで在来のマルハナバチと高山植物は、受粉を介し、大切なパートナーシップを築いてきました。花は受粉者に合わせて様々に色や形を変え、進化させてきたのです。その関係がセイヨウの出現によって絶たれるとしたら、高山植物にとっても深刻な問題となるでしょう。受粉がうまくいかなければ種を作ることができなくなってしまいます。
今回黒岳で確認されたことにより、急務な対策が問われています。
危惧が現実になってしまいました。8/27付の北海道新聞にも掲載されていましたが、大雪山の黒岳でも外来種のセイヨウオオマルハナバチが確認されました。
もともと「セイヨウ(略)」はトマトの受粉用に輸入されましたが、ハウスから逃げ出したものが野外で繁殖し、すでに道内全域に分布を拡大させ問題になっています。それが高山帯で確認されたのは初めてで、高山という脆弱で微妙なバランスで成り立つ環境では生態系への影響が心配されています。
セイヨウはもともといた在来のマルハナバチに比べ繁殖力が強く、急速に置き換わりが進んでいます。これまで在来のマルハナバチと高山植物は、受粉を介し、大切なパートナーシップを築いてきました。花は受粉者に合わせて様々に色や形を変え、進化させてきたのです。その関係がセイヨウの出現によって絶たれるとしたら、高山植物にとっても深刻な問題となるでしょう。受粉がうまくいかなければ種を作ることができなくなってしまいます。
今回黒岳で確認されたことにより、急務な対策が問われています。