タカネシオガマ観察会

 昨日は、自然観察講座「花講座(2)タカネシオガマ」で平山を訪れました。
 タカネシオガマは忠別岳の周辺などで生育していますが、高根ヶ原から北部の表大雪山では見られない花です。そして、高山植物にはめずらしく一年草です。大雪山では生育可能な期間はたった3ヶ月程度。その短い間に種から発芽して、咲いて実を結んですべて枯れてしまうのです。翌年はまた新しい種からスタート。いちから始めるのはとても大変なことだと思うのですが!
 じつはカヤツリグサの仲間の根から栄養をもらう半寄生植物。高山で一年草というすごわざもそのおかげかも?と一同感心。植物のしくみには本当に、オソレイリマス。