赤岳の花

 昨日の赤岳のようすです。
 長く横切っていた第一花園の雪渓は、小さく分かれて3ヶ所になりました。第二花園は、緩斜面をすべて覆うような大きな雪渓が150mくらい。登りはじめ、踏み跡が氷のように固くなって、つるっと滑りやすいところがあります。第三雪渓も大きな雪渓ですが、実際登山道上にかかっているのは40m程度と20m程度の雪渓が2ヶ所。斜度があるので下りは注意。第四雪渓はまだ3分の1くらい雪です。
 連休を前に「花はどうでしょう」の問い合わせも多いこの頃。上記の場所では花はまだしばし。けれどコマクサ平はコマクサが見頃です。イワブクロも咲き始めています。山頂から小泉平稜線は、花の種類が入れ替わってきました。今タカネスミレがいっぱいです。チョウノスケソウも満開。白雲岳は直下の雪も後退し、旧噴火口にはエゾノツガザクラとキバナシャクナゲが群生。山頂、チングルマ咲きました。
 
 写真:チョウノスケソウ(小泉平7/11)
 
【赤岳山頂~小泉平開花状況】
 タカネスミレ(○)、チョウノスケソウ(○、やや↓も)、キバナシオガマ(↑)、コマクサ(↑)、エゾタカネツメクサ、チシマキンレイカ(↑)、チングルマ(↑)、イワヒゲ、エゾノツガザクラ(○)、ホソバウルップソウ(↓)、ミヤマアズマギク(小泉平)、レブンサイコ(↑小泉平)