国産タンポポ

2007年8月7日(その2)

 いまや日本在来のタンポポは希少な存在です。写真は綿毛姿のクモマタンポポ。高山に育つ生粋の日本のタンポポで、絶滅が危惧される種として指定されています。
 道端、空き地、はたまた庭の片隅にといたるところでごく普通に見られるタンポポはまず外来種のセイヨウタンポポで、たくましい繁殖力で増えています。大雪山でも忠別小屋周辺で靴底などに付着し運ばれたセイヨウタンポポの種が繁殖しているのが報告され、在来種との交雑も心配されています。

 写真:クモマタンポポ(8/6)
    赤と白が対照的です。