お客さんからの問い合わせでけっこう多いのが「クマはいますか?」という質問。もちろん「クマはいます」。ただしクマもヒトが恐いので、登山者が大勢いるような場所にノコノコ出てくるようなことはまずありません。
経験を積んだ個体は、菜食中にヒトの声や足音がすると、サッとヤブのなかに隠れ、やり過ごしてから元の場所に戻ってまた食べ始めることもあります。ところが経験不足で好奇心も強い若い個体のなかには、ヒトを恐れず、興味を示す個体もあります。
去年の秋、緑岳の登山道で、登山者とヒグマが出会い頭に遭遇し、ヒグマ撃退スプレーを噴射した登山者が、逃げるときに転倒して肋骨を折るという事故がありました。このときのクマは、好奇心の強い若い個体であったのではないかと思われます。
大雪山にはどこにでもヒグマがいます。ただし人間の側が、声を出したりクマ鈴を鳴らしたりして、「お邪魔してますよ」というサインを示せば、ヒグマはサッとその場を去って、私たちがいなくなるまで待ってくれるます。大切なのは、クマのいる場所に来ているのだという意識を常に持つこと。過剰反応をする必要はありませんが、そのことを常に意識して山に入りましょう。
[開花状況]
(高原温泉)
ヨツバヒヨドリ↑
(第一花畑)
シラネニジン↑
(第二花畑)
ハクサンボウフウ◯
チングルマ(綿毛↑)
写真:緑岳斜面下部に立てられた、ヒグマに注意を喚起する看板。
経験を積んだ個体は、菜食中にヒトの声や足音がすると、サッとヤブのなかに隠れ、やり過ごしてから元の場所に戻ってまた食べ始めることもあります。ところが経験不足で好奇心も強い若い個体のなかには、ヒトを恐れず、興味を示す個体もあります。
去年の秋、緑岳の登山道で、登山者とヒグマが出会い頭に遭遇し、ヒグマ撃退スプレーを噴射した登山者が、逃げるときに転倒して肋骨を折るという事故がありました。このときのクマは、好奇心の強い若い個体であったのではないかと思われます。
大雪山にはどこにでもヒグマがいます。ただし人間の側が、声を出したりクマ鈴を鳴らしたりして、「お邪魔してますよ」というサインを示せば、ヒグマはサッとその場を去って、私たちがいなくなるまで待ってくれるます。大切なのは、クマのいる場所に来ているのだという意識を常に持つこと。過剰反応をする必要はありませんが、そのことを常に意識して山に入りましょう。
[開花状況]
(高原温泉)
ヨツバヒヨドリ↑
(第一花畑)
シラネニジン↑
(第二花畑)
ハクサンボウフウ◯
チングルマ(綿毛↑)
写真:緑岳斜面下部に立てられた、ヒグマに注意を喚起する看板。