五色ヶ原

 今シーズン最初の五色ヶ原です。
 登山口から沼の原湿原までは、侵食のすすむ急登から先に、2~数メートルの小さな雪渓が何箇所か残っているくらいで、ほぼ道は出ています。湿原は、ワタスゲが黄色い花を咲かせ(気付かれないくらい地味だけど)、ヒメシャクナゲはピンクの蕾。この時期、大沼は満水のため幕営不可です。
 湿原を過ぎ、五色の水場への下りから雪が多くなります。水場先の急登上部の雪渓を登り、登山道→雪渓→登山道→雪渓ときて、平坦な‘五色ヶ原’看板地点に到着。沢に沿って進路を左に折れると、そこから先は、雪渓・雪渓・雪渓。ハイマツ帯まで延々と。雪渓と雪渓の間に登山道が一部出ている箇所もありますが、笹に覆われ近づかなければ入り口を見つけるのは困難。ハイマツ帯から木道が出てきますが、五色岳山頂直下にはまだ雪渓が大きく広がっています。
 雪がとけた所ではショウジョウバカマがぽつんぽつん咲き始め。ホソバウルップソウの蕾、ありました。

 写真:五色ヶ原とトムラウシ山(6/10)