石垣山

 桟の上をこそっとテントウムシが歩いていました。暦を見てそうか明日は啓蟄だと気付き、外に出るとダイヤモンドダストが舞っていました。
 
 日曜日の観察会で石垣山を訪れました。名前のとおり、山頂付近には約100~200万年前の溶岩の露頭が石垣を積んだようにそびえています。その昔、石狩川探検の途中に間宮林蔵が立ち寄ったとも言われており、そのときに野宿したという岩穴が登山道近くの岩壁に残っています。
 麓の森は樹の種類も豊富で、冬芽の観察には格好の場所です。頭上では、もうハルニレやオヒョウの花芽がぷくっと丸く膨らんでいました。キタコブシやホオノキも多く、5月はお花見が楽しみです。今週は春が少しこちら寄りになりそうです。

 写真:石垣山(3/2)