本日、ビジター講座:大雪山麓を歩く「ニセイノシキオマップ滝」観察講座が行われました。往復3.5kmのコースで、終点は完全結氷した迫力満点の滝の真下です。この滝は落差40mの幅広で、アイスクライマーからは通称「ブルーウルフ」と呼ばれています。ニセイノシキオマップ川の源流は、標高1883mの「ニセイカウシュッペ山」にあります。層雲峡主要部となる境界には、ニセイの名が付く3つの川が石狩川に流れ込んでおり、一番上流にある川が「ニセイチャロマップ川」、中流にある川は「ニセイノシキオマップ川」、下流の川は「ニセイケショマップ川」です。それぞれ名前の意味があります。ニセイ(峡谷の)・チャラ(口)・オマ(にある)・プ(もの)ニセイ(峡谷の)・ノシキ(の中央)・オマ(にある)・プ(もの)ニセイ(峡谷の)・ケシ(の末端)・オマ(にある)・プ(もの)このニセイの名がつく3つの川は、「チャラ(口)・ノシキ(中央)・ケシ(末端)」となり、層雲峡主要部となる境界の川もアイヌ流でいうと、川下から「下半身」、中流を「胴体」、上流を「頭」と考えることからニセイの付く3つの川全体を人に形容することで表現しています。
写真:ニセイノシキオマップ滝 3/25
写真:ニセイノシキオマップ滝 3/25