ビジター観察講座が行われました

今回の講座は「大雪山麓を歩く・石狩川原生林」。
層雲峡陸万の国立公園入り口付近に広がる石狩川沿いから、巨木が多く見られる場所での観察会です。

国道39号線からも見ることが出来ますが、少し奥に入ると景観が一変、壮大な森が広がります。

当日は、入り口付近は風が強く吹雪模様でしたが、原生林の中は風も弱く新雪が降り積もり、快適なスノーシュー散策でした。

この風が弱まる環境がカツラ・ヤチダモ・ウダイカンバ・ドロノキ・トドマツ・エゾマツなどの巨木を育みました。

昭和29年の洞爺丸台風の強風が層雲峡を吹きぬけ、大量の樹木をなぎ倒しましたが、今回のこの場所は被害が少なかったのです。

地形や風が樹木に与える影響を目の当たりにした観察講座でした。

ちなみに、ここ層雲峡では数日前から大量の雪が降っています。この日だけでは何と45cm、スノーシューもまだ油断は禁物ですが、そろそろ出番が来たようです。

写真:原生林に向かう参加者の皆様 12/15