雪渓は多いが花は見頃

銀泉台・赤岳コースでは、第4雪渓周辺で前回よりも雪解けが随分と進み、高山植物の種類や群落の大きさも日増しに増えてきています。特にキバナシャクナゲとチングルマは多く、その合間を縫うようにエゾノハクサンイチゲ、エゾコザクラ、イワヒゲ、エゾノツガザクラなども見られるようになってきました。

山頂周辺では、イワウメ、チョウノスケソウは少し萎れてきましたが、ホソバウルップソウなどはまだまだきれいな株もありました。コマクサ平では、イワブクロ、キバナシオガマが開花し始め、コマクサはほぼ満開となりました。赤岳コースでは、7月中旬まで早咲き、遅咲きの高山植物が交互に見られますので、天候や雪解け状況を確認しながら登山をしてください。

写真:赤岳第4雪渓 7/7