黒岳から旭岳への縦走コース中の難所の一つが北鎮岳の南東側斜面にのこる大きな雪渓です。ことしは例年よりも雪解けが早めとはいえ、まだまだ大きく残っています。
ここに掲載した写真は、それぞれ雪渓を下から見上げたものと上から見下ろしたものです。写真にとると斜度がまったくわからなくなってしまいますが、傾斜は20度から25度くらいでしょうか。スキー場の中級コース程度の斜度といえばご理解いただけるかと思います。
ここ数日温かい日が続いていたためか、昨日は雪が柔らかく、登下降ともさほど緊張を強いられることはありませんでしたが、風雨のあとに気温が下がったりすると、雪の表面が硬くなり、アイゼンが必要な状況になるかもしれません。
旭岳方面から黒岳方面へ向かう場合は、この雪渓を下ることになりますので、雪上歩行に自信がない方はアイゼンを携行したほうが安心でしょう。「簡易アイゼンやチェーンでも大丈夫ですか?」という問い合わせがよくありますが、雪面が硬い場合は文字通り「歯が立たない」ので、10本爪以上のアイゼンをお勧めします。
残雪期に黒岳旭岳間の縦走をする場合、コース上に大きな雪の斜面が3ヶ所(裏旭・北鎮・黒岳)残ります。黒岳から旭岳へむかう場合は三か所とも登りになりますが、旭岳から黒岳へ向かう場合はすべて下りになりますので、技術的には「旭岳→黒岳」のほうが「黒岳→旭岳」よりも難しいということを知っておいたほうがいいでしょう。また、北鎮岳経由よりも北海岳経由のほうがさらに難易度は下がります。
写真 北鎮岳肩の雪渓(下から見上げる) 北鎮岳肩の雪渓(上から見下ろす) 6/15
ここに掲載した写真は、それぞれ雪渓を下から見上げたものと上から見下ろしたものです。写真にとると斜度がまったくわからなくなってしまいますが、傾斜は20度から25度くらいでしょうか。スキー場の中級コース程度の斜度といえばご理解いただけるかと思います。
ここ数日温かい日が続いていたためか、昨日は雪が柔らかく、登下降ともさほど緊張を強いられることはありませんでしたが、風雨のあとに気温が下がったりすると、雪の表面が硬くなり、アイゼンが必要な状況になるかもしれません。
旭岳方面から黒岳方面へ向かう場合は、この雪渓を下ることになりますので、雪上歩行に自信がない方はアイゼンを携行したほうが安心でしょう。「簡易アイゼンやチェーンでも大丈夫ですか?」という問い合わせがよくありますが、雪面が硬い場合は文字通り「歯が立たない」ので、10本爪以上のアイゼンをお勧めします。
残雪期に黒岳旭岳間の縦走をする場合、コース上に大きな雪の斜面が3ヶ所(裏旭・北鎮・黒岳)残ります。黒岳から旭岳へむかう場合は三か所とも登りになりますが、旭岳から黒岳へ向かう場合はすべて下りになりますので、技術的には「旭岳→黒岳」のほうが「黒岳→旭岳」よりも難しいということを知っておいたほうがいいでしょう。また、北鎮岳経由よりも北海岳経由のほうがさらに難易度は下がります。
写真 北鎮岳肩の雪渓(下から見上げる) 北鎮岳肩の雪渓(上から見下ろす) 6/15