夏鳥が続々と~part4

昨日からの降雪が14cmと、そして吹雪・・・。しかし、現在は落ち着きを取り戻し、ようやく雪は「終わり」を向えそうな天気になりつつあります。そのような中、野鳥達は元気に飛びまわっています。春が近いことをわかっているかのようです。写真は「ルリビタキ」と「カヤクグリ」。カヤクグリは、標高の高い高山帯に生息していますが、冬季には低い山や沢にある藪地などの場所へ移動するのです。場所は層雲峡の散策名所「紅葉谷」で撮影したものですが、普段中々見られない鳥に出会うことができるのも、野鳥観察の楽しみの一つでもあります。

写真:ルリビタキ(雄)、カヤクグリ(雌雄同色) 5/4

愛鳥週間

今朝の層雲峡はセンター前温度計で-7℃・・・。少し穏やかになってきましたが、朝は吹雪いていました。そんな寒さも予報によるとあと数日で終わり!ようやく春がやってきそうです。さて、今月の10日から16日までは、愛鳥週間です。単に鳥だけではなく、鳥にとって棲みよい環境、鳥をとりまく生態系も含め、自然保護の大切さを実感していきたいものです。写真は「アオジ」。しかし、早朝から雪・・・。これでは朝ごはんにもありつけません・・・。5月に雪・・・北海道では比較的、春夏秋冬がはっきりとしていますが、ここ数年天候が不安定です。もうひと月もすると登山シーズンの幕開けですが、6月以降の残雪、7月以降のお花、9月以降の紅葉、今年は一体どんな年になるかと今から心配です。

写真:雪が被った枝に止まるアオジ 5/3

5月に霜柱・・・

5月に入っても中々暖かくならない層雲峡。今朝はなんと霜柱まで出現しました。霜柱は地中の水が凍ってできるものですが、ニョキニョキと地表面にでていました。5月に霜柱が見られるとは・・・。今年ほど春が恋しい年も中々ないことです。

写真:霜柱 上川町 5/2

カワウ

ここ数年は毎年渡来しています。昨年は「ウミウ」もやってきて、さながら春の珍事・・・。今年はまだ渡来していませんが、なんと毎年ここ内陸部にも来ています。「ユリカモメ」も続けて渡来していますが、今年のこの天候・・・珍事もなさそうです。

写真:カワウ 5/1

数が少ないです

写真一枚目は「シロハラ」、二枚目は「クロツグミ」、三枚目は「ハシビロガモ」。どの鳥も渡来数が少なく、中々見る機会がありません。特に「クロツグミ」は、とにかく素早くなかなか写真に収まってくれません・・・。こういった珍しい野鳥が見られるのも、この時期の特徴ですが、野鳥観察のおもしろさの一つでもあります。

写真:シロハラ(雄)、クロツグミ(雄)、ハシビロガモ(前方が雄) 5/1