白雲岳避難小屋周辺

白雲小屋および周辺情報

去年建て替えられた白雲岳避難小屋が26日から営業を開始しました。
宿泊協力金¥2000 テント¥500/1人 登山道維持管理協力金¥1000となっています。

 登山道維持管理協力金は任意ですが、白雲小屋周辺の登山道の維持管理のために、皆さまのご協力をお願いします。
協力してくれた方には、白雲小屋オリジナル手ぬぐいが記念品として進呈されます。

 テント場・水場ともに使用可能ですが、テント場奥に残雪があり、
サイトの半分くらいが泥濘により使用不適となっています。込み合った場合は雪上に幕営することになります。

 小屋内は、コロナウィルス対策のため、人数制限があり、
写真のようにパーテーションで仕切られたスペースに寝ることになります。

 避難小屋という性格上、予約は出来ませんが、
白雲小屋ウェブサイトの「混雑予想カレンダー」で事前に込み具合を見ることができます。
混雑が予想される日の利用を避け、感染予防にご協力ください。

開花情報
板垣新道:エゾノハクサンイチゲ・エゾコザクラ・キバナシャクナゲ↑
白雲小屋周辺:イワウメ・チシマアマナ・エゾオヤマノエンドウ・ミヤマキンバイ↑
高根ヶ原:イワウメ・ミヤマキンバイ〇 ホソバウルップソウ・エゾノハクサンイチゲ・メアカンキンバイ・エゾオヤマノエンドウ↑

写真 白雲小屋テント場 小屋内のパーテーション 6/27

緑岳残雪状況

松浦岳(緑岳)登山情報

 登山口から第一花畑下までは登山道が露出していますが、
第一花畑からエイコの沢ガレ場までは雪原が広がっています。
ポールでマーキングがされていますが、視界不良時に備えてGPSなど現在地が確認できる装備を携行してください。
 
 エイコの沢ガレ場の取り付きは、夏道ではなく、崖側を廻り込むように設定されているので、
下降時は滑落に注意してください。
 
 山頂付近ではイワウメが開花のピークを迎えています。
山頂北側の鞍部まで行くと、ホソバウルップソウの開花が見られます。


開花情報
登山口:ダイセツヒナオトギリ↑
岩塊斜面:ミヤマキンバイ・メアカンキンバイ↓
緑岳山頂~板垣分岐:イワウメ◎ ミヤマキンバイ〇 ホソバウルップソウ↑
板垣新道:エゾノハクサンイチゲ・エゾコザクラ・キバナシャクナゲ↑


写真 エイコノ沢ガレ場 緑岳山頂付近のイワウメ 6/27

黒岳北東斜面

黒岳残雪状況

 雪どけが急速に進んできました。
が、まだまだ雪の上を歩行する部分が多いです。

 部分的に登山道が露出し、悪路で滑りやすくなっている箇所・踏み抜き箇所
もありますが、七合目から八合目周辺や頂上直下では残雪が例年通り多く、
再三注意喚起を行っていますが、特に下りでの滑落・転倒には十分な注意が必要です。

雪に慣れていない方につきましては、軽アイゼンは必須です。(ストックもあると尚安全です)
ロープウェイ売店にて軽アイゼンを販売しています。是非ご利用を。
毎年滑落事故が発生しています。

写真:黒岳九合目周辺 頂上直下 6/26

北鎮岳分岐下雪渓

北鎮岳分岐下雪渓状況

 例年通り起伏のある残雪状況です。
気温の上昇で状況が一変しますが、

 特に、早朝等は雪面が硬く凍り付いている場合もあります。
下りで使用の場合は、装備を万全に慎重に歩かれて下さい。

写真:北鎮岳分岐下 6/26

赤岳コースの雪渓

赤岳残雪情報

 17日に道道銀泉台線が開通し、赤岳方面もアクセス可能になりました。
去年・一昨年が小雪だっただけに今年は雪が多く感じますが、
2017年・2018年くらいの写真を見ると、本来のこの時期の積雪量のように見受けられます。

 旧車道から登山道に入る辺りから路上に残雪が現れ、
第一花園下の沢状地形から見晴台(1700m地点)にかけては、
一部が露出しているものの、登山道はほぼ全面雪におおわれています(写真1)。
急な雪面のトラバースになるので、滑落に注意が必要です。

 第一花園・第二花園・奥の平・第三雪渓(写真2)まではポールでマーキングされているので、
道迷いの心配はないと思いますが、第四雪渓は今日現在マーキングがないので、
右側のハイマツ帯にそって雪の斜面を登ってください。

雪解けの早い場所から、植物の開花が始まっています。

開花状況

登山口付近:ハクサンチドリ↑ イソツツジ〇
見晴台付近:エゾイチゲ↑
コマクサ平:コマクサ蕾・ヒメイソツツジ始 イワウメ・コケモモ・メアカンキンバイ↑
赤岳山頂~第四雪渓上部:コメバツガザクラ・ウラシマツツジ〇 イワウメ・ミネズオウ・キバナシャクナゲ↑ ミヤマキンバイ始

写真 赤岳第一花園 第三雪渓 6/25