銀泉台より

銀泉台登山口より第一花園方面の雪渓を見上げてます。例年に比べたら本当に雪は少なく、スキーももう出来そうにありませんでした、たぶん。9日前に比べてもだいぶ解けていて、雪渓もだいぶ分断されていましたが、一つ一つはまだ結構大きいです。急斜面の雪なので、天候次第では固く滑りやすくなったりします。滑落注意。
この周辺で咲いていた花:エゾイチゲ・ヒメイチゲ・コミヤマカタバミなど。

ご期待に

お待たせしました。今一番気になる花はきっとこれですよね。6/8に歩いた時には葉っぱも小さな蕾も登山道の脇では見つけられませんでした。今日はこんな蕾が点々と見つかりました。この大きさがちょうど平均かな?という感じ。もう少し茎の伸びた株も少しありましたし、葉っぱだけが土を持ち上げている株や、もう少し小さく一番外側の葉にキャベツみたいにくるまった株が多かったかな。
高根ガ原では6/13でこの位かもう少し大きかったようです。
写真:赤岳より小泉方面へスグ。ホソバウルップソウの蕾。
2002年6月17日

黒岳 八合目下

雪が少ない少ないと、油断しないで下さい。急な斜面に雪が大きく残る所もまだあります。暖かければザクザクと歩きやすいこともあれば、気象条件や登山者の踏み付けで滑りやすくなったり、時にはツルツルに凍ったりもします。
まだまだ残雪期です。装備は万全に。足元のお防水対策もお忘れなく。
黒岳までの上りでは、花をつけたハクサンイチゲを1.2株見ましたが、花はまだエゾイワハタザオ・ジンヨウキスミレ・エゾイチゲ・ショウジョウバカマなどが見られる程度です。
6/10の吹雪の為か、ナナカマドの小さな花芽や3センチ程に伸びた新芽が道に散らばっているのが印象的でした。
写真:2002年6月14日

お待たせしました

6/29・30の山開きに向けて、ようやく今シーズンの活動を始めました。これから少しずつですが、写真もお届けしていこうと思っております。今年もヨロシクお願いします。
今年は桜の開花の異常な早さに象徴されるような春の暖かさと、冬の積雪量も少なかったようで山の上の雪解けもずいぶんと早いようです。「もう高山植物が咲き乱れているのではないか」とヤキモキされている皆さん、ひとまずはご安心下さい。まだウラシマツツジ・コメバツガザクラ・ミネズオウ・キバナシャクナゲ・イワウメなど、いつもこの季節に真っ先に咲き出す花が、ようやく咲き始めた所です。雪解けが早いとは言っても、登山道に雪が無いわけではありません。斜面に大きく残る雪渓や、濃霧時は迷いやすい場所もマダマダ多くあります。慌てず、残雪に対する十分な装備を持って登山に臨んでください。6月10日の悪天時は山の上は吹雪だったようです。まだ厳しい季節はしばらく続きます。気を引き締めてスタートしましょう。

(写真:2002年6月8日 曇 白雲岳山頂より)