赤岳・第2花園

銀泉台・赤岳コース上の雪渓は随分と解け、雪が多かった場所からも高山植物が咲いてきました。しかし、今年の雪田地(雪が多く遅くまで残る場所)の高山植物はまばらにポツポツと咲いている程度で、いつもの年と比べても花数はあまり多くないように感じました。赤岳・開花状況チングルマ、ジムカデ、エゾコザクラ、アオノツガザクラ、ヨツバシオガマ、ウサギギク、ミヤマリンドウ、ウメバチソウ、コガネギク、エゾヒメクワガタ

写真:第2花園 8/22

赤岳・第3雪渓

第3雪渓は、例年にないほど多くの雪渓があり、登山道上には120mほどの雪渓が今も残っています。前回の14日よりも雪解けは進みましたが、解けた分だけ雪渓表面が硬くなり、下山時はかなり危険な状態となっています。

写真:第3雪渓 8/22

始まりました!

黒岳山頂付近から雲の平に至るまで、「ウラシマツツジ」が色付きを増してきました。いよいよスタートのようです。特に、石室周辺の「ポン黒岳」では斜面全体的に色が付いてきています。今後さらに濃い色に変わっていくでしょう。尚、この「ウラシマツツジ」のみで言うと、ほぼ「平年並み」といったところです。が・・・、赤岳などはまだまだたくさんの残雪が残っています。大雪山全体とは中々言えませんが、お天気も含めて今後どうなっていくのか?中々読めません・・・。

写真:ポン黒岳周辺のウラシマツツジ 後方は北海岳 8/22

北鎮岳分岐下雪渓

まだまだ雪渓がありました。距離にして概算で約10m・・・。随分と短くなりましたが、まだまだ油断は禁物です。石室周辺では数日前に気温が一桁という日が数日間続きました。距離は短いですが、場合によっては雪面が凍りつきます。装備を万全に安全な山行を。尚、本日は予報に反して「濃霧」「小雨」・・・。またまた「写真が撮れない」ことになりそうでしたので、ガスが晴れた時点で遠望の撮影となりました。(ご容赦下さい)

写真:北鎮岳分岐下雪渓 遠望 8/22

雲の平

雲の平のチングルマ「綿毛」の様子です。だんだんと綿毛の姿も萎れかけてきました。そろそろ秋へ向う準備でしょうか?尚、この辺りの「ナナカマド」は前回情報時点ではやや色が付いてきていましたが、本日現在ではあまり進んでいないようでした。少し停滞気味のようです。

写真:雲の平 後方は凌雲岳 8/22