目覚めました

エゾタヌキが冬ごもりから目覚めました。
昨年も同様の時期に撮影しましたが、気温その他の要因はあるものの、おおよそこのタイミングでの目覚めでしょうか。

目覚めはじめなのか動きも遅く、心なしか目も虚ろな感じです。

これからは繁殖期に入りますので、十分な栄養が必要ですが、まだ雪が多く残っていますので、餌探しには相当な苦労がありそうです・・・。

写真:冬ごもりから目覚めたエゾタヌキ 4/15

福寿草

定点場所の福寿草(上川公園)が開花しました。
(やや開花しかけたのが4/3、その後の繰り返した降雪の影響で雪が被ってしまいました)
今日は気温も高くなる予報、雪解けの場所から徐々に開花数が増えてくるでしょう。

定点場所ではないところで、今年は3/30に開花しましたので、例年よりは早く開花したことになります。

ちなみに、定点場所では2013年は4/23、2012年は4/15、2011年は4/6となっており、昨年比では10日ほど早く開花しました。

春の指標の一つ、福寿草が開花したことでだんだんと春に向かって欲しいです。

しかし、山は・・。
黒岳の七合目では積雪が何と500cmに達しました。

 これは、1997年以来の多い積雪量です。
今年の残雪が気になるところです。

写真:福寿草 上川町 4/13

午後からは回復しました

昨日の降雪も、午後からは層雲峡から上川町に向かう途中に回復し、晴れ間が拡がりました。

峡谷もすっかりと雪景色、樹木にもたっぷりと雪が被りました。

と、雪が被った樹木に見とれていると、前方にエゾシカが・・・。

このエゾシカ、まったくよけてくれません・・・。
クラクションを鳴らしても、車を進めても・・・。

仕方がないので、エゾシカ観察をしていましたが、よくみると何とも「美脚」のエゾシカでした。

写真:雪被りとよけないエゾシカ 4/10

全国1・2位です

やはりころころと変わる空模様です。
レンズ雲が現れたこともありますが、夜半からの雨が雪に変わり積雪状態となってしまいました。

気象庁24時間降雪量では、層雲峡が午前8時現在「13cm」、上川町が「11cm」と全国あわせても一番と二番とあまりうれしくないデータとなっています。

峡谷もまたすっかりと雪に覆われてしまいました。
予報によると、今後は雪マークはありませんが・・・。

いよいよ春に向かうでしょうか?
このブログでも「そろそろ春」「また雪が・・・」を繰り返していますが、今度こそは・・・。

写真:雪が被った層雲峡映月峰 4/10

ヒバリも・・・

夏鳥が続々とやってきています。
写真のヒバリやアオサギ、ホオジロにアオジ、ベニマシコにハクセキレイ・・・。

昨年から現在に至るまで、今回は随分と今までとは違う光景がありました。

キレンジャクはよく飛来しますが、ヒレンジャクが群れをなしていたり、ベニヒワが100羽以上の大群となったり、観察難易度の高いコクマルガラスやコチョウゲンボウなどなど・・・。

極めつけは、観察難易度トップクラスの「ナキイスカ」。(~次号センターだより表紙です。)
さすがにこれを見たときは鳥肌が立ちました。

ここ上川町から層雲峡にかけては、野鳥の楽園といっても過言ではないでしょう。

実にさまざまな野鳥が見られることと、運がよければ珍しい鳥も・・・。

よほど野鳥にとっては「住みごごち」のよい地域なのでしょう。

写真:ヒバリ アオサギ 4/9