お知らせ

アイヌ語地名講座 「ニセイ」を歩く

 ニセイケシオマップ・ニセイノシキオマップ・ニセイチャロマップ・ニセイカウシペ・シュオプニセイ(大函)――。
層雲峡には「ニセイ」のつく地名が目立ちますが、「ニセイ」は断崖絶壁を意味するアイヌ語で、
150年前のアイヌ時代には現在の層雲峡地区はただ「ニセイ」とだけ呼ばれていたようです。
講座では層雲峡地区に残る「ニセイ」地名をめぐります。

期間:8月17日18日
集合場所:層雲峡ビジターセンター
集合時刻:午前の部 09:00 午後の部 13:00(歩行:1時間程度)
参加費:無料
対象:中学生以上
 ※未成年は保護者同伴。前日までに予約が必要。
定員:7名
服装:野外で活動できる服装

予約・問合せ
層雲峡ビジターセンター
電話 01658-9-4400(8時~17時30分)

赤石川方面

黒岳情報

*北東斜面
 夏のお花がそろそろ終花の様相です。変わって秋のお花「アザミ類」「ダイセツトリカブト」
 「ミヤマアキノキリンソウ」「オニシモツケ」等々が登山道を賑わせています。

*黒岳山頂から雲ノ平
 前回も記載しましたが、今年のこの場所のお花は弱く推移しています。さらにはお花自体が「小ぶり」です。
 そのような中、山頂周辺では「イワブクロ」が局所的ではありますが目立ってきました。

*赤石川
 本日は水量少なく流れも緩やかでした。装備を万全にお願いします。
 周辺では、写真の通り「エゾコザクラ」「アオノツガザクラ」「チングルマ」等々が
 小群落を形成しています。

★石室の水について
 石室の水が枯水しました。(水がありません)
 管理人の方が、雪渓を砕いて一輪車で急登を何度も往復して集めています。
 大変な作業です。僅かな水がとれますが、山麓から持参されますようお願い致します。

★最近、ゴミが目立ちます。パトロールの方が、歩きやすくするために登山道を修復してくれています。
 こちらも大変な作業です。そのような登山道には、是非ともゴミは捨てないで下さい。
 ご協力お願い致します。

★週の前半に黒岳石室で霜がおりました。気温も一桁の前半。
 このような気象の影響で、ポン黒岳周辺などでは「ウラシマツツジ」「ウラジロナナカマド」が
 局所的に紅葉してきました。本日の早朝は11℃でしたので、今後の気象にもよりますが
 全体的には紅葉はまだ進まないと推測されます。
 但し、一度紅葉スイッチがはいった「ウラシマツツジ」はゆっくりと色が増してくると思われます。
 昨年も早い紅葉でしたが、今後の気象を注視していくこととなります。

★本日は熱中症に注意が必要な天候でしたが、一旦崩れると頂上周辺はかなりの寒さです。
 防寒対策も考慮されて下さい。
 尚、赤石川周辺に「ヒグマ」の痕跡がありました。鳴り物は必ず持参して下さい。

写真:エゾコザクラ等の小群落 8/8

紅葉谷

層雲峡散策名所「紅葉谷」

 ここ数日、日照りが続き植物もやや萎れ気味ですが、
オオハナウド・エゾクロクモソウ・ダイモンジソウ・サラシナショウマ等
のお花が開花しています。

 片道約30分の散策、最近は多くの方がこの場所を訪れています。
層雲峡にお越しの際は是非お立ち寄りください。

最終地点には滝があり、雪どけ水で水量が多く勇壮です。

写真:散策路にチシマアザミ 8/7
  • 鳴り物等を持参してください。

お知らせ

インターンシップ始動

 本年度も今日から層雲峡ビジターセンター施設補助員(短期インターンシップ)事業が始まりました。
今シーズンは、道内から2名の参加です。これから約2週間、ビジターセンター及び国立公園内で施設補助員として活動します。
センター来館の際に姿を見かけたらお気軽にお声掛けください。

 本日午前中は、銀河流星の滝・大函・紅葉谷など、層雲峡地区内の各観光スポットを確認、
午後からは、環境省上川自然保護官の国立公園に関する講話を聴き、明日からはフィールドに出ての活動が始まります。

写真 層雲峡紅葉谷 ビジターセンター 8/6

赤岳コースの雪渓

赤岳・緑岳・北海岳周辺残雪状況

 主要な登山道は雪解けが進みましたが、一部雪が残っている箇所があります。残雪状況は以下のとおりです。

 赤岳第二花園 ほぼ全面
 板垣新道底部 ほぼ全面(虎ロープの道標あり)
 花の沢 約30m+70m(雪渓は分断されている。虎ロープの道標あり)
 北海沢徒渉点 全面

 白雲岳避難小屋前の陥没はスタッフにより埋め戻されています。

写真:赤岳第二花園 花の沢 8/3
  • 装備を万全に安全な山行をお願いします。