赤石川

黒岳の山頂付近では結構な強風だったので、石室までは慎重に下っていきました。石がごろごろしている道なので、風に煽られると転びそうになります。昨日はまぁまぁのお天気だったようですが、夕方の土砂降りの影響か雲ノ平や北海岳周辺で咲いていたチングルマはクタクタだった。全体にイワヒゲが見頃を向かえているようですが、まだ場所によってはイワウメも見られる。メアカンキンバイも花びら少しクタクタかな。コマクサは細くて色の濃い状態の蕾がほとんどでしたが黒岳の遠くのほうでは咲いているコマクサも。(でもコマクサを間近で見るなら銀泉台からコマクサ平のほうがオススメ)
赤石川はやや水量は多めですが特に問題無く渡れます。北海側の石を渡るとき靴にかぶるくらい水がかかる程度です。
美ヶ原のミヤマバイケイソウの蕾が割りと多くありました。
写真:赤石川(北海側より石室方向へ)

白雲岳避難小屋周辺

白雲小屋から板垣新道への道を探せずに、雪渓を適当に渡って強引に突っ切ろうとする中高年の女性グループに遭遇しました。
晴天の今日なのに、地図を見る(読む?)ことが出来なかったようです。うーーん、コメントのしようがないのですが、あまりに安易で驚きました。悪天候なら遭難する行動パターンではないでしょうか?また高山植物保護の観点からも、登山道以外への立ち入りはご遠慮下さい。
なお先日もお伝えしましたが、ヒグマ出没の為、三笠新道の通行は出来ません。
今年から白雲岳避難小屋の協力金が1000円に上がりました。ご利用の際はなるべくつり銭のいらないよう、ご協力お願いします。
写真:小屋周辺・ミヤマアズマギクが咲き始めていました。

雲ノ平

結局一日降り続いた雨の中を久しぶりに歩きました。それほど低温ではなかっただろうけれど、止まると風に吹かれて寒いので歩きつづけるのみ。稜線は視界が悪く20m位先も良く見えない感じ。雲ノ平でようやくこの写真くらい。
チングルマやキバナシャクナゲなど、花びらの広めの花は、雨に打たれてクタクタになっているのも多かったけれど、今日はどの場所でも、咲き始めたエゾノツガザクラのピンク色が目だって印象深かった。
北鎮岳分岐下の雪渓、踏み跡がしっかりついていたので、ストックをつきながら普通に登れましたが、雪渓の渕(端?)は解けたあとに凍りやすいので注意。下りはやっぱりコワイかも。
タカネスミレの大きめの株、一週間前に見た時と花数そんなに変わっていない感じ。まわりの株の開花もあまり進んでいなかった。
写真:雲ノ平・エゾノツガザクラ

赤岳 第一花園

銀泉台登山口から少しあがった場所のエゾイソツツジ見頃でした。第一花園周辺では登山道上の雪がようやく解けたところです(手前の沢筋では少し残っていますが)。枯れた葉の横?からナナカマドの白い花咲き始めていました。早くに雪渓が解けていたところでは遠くにチングルマの花も見られました。

赤岳 第三雪渓

第三雪渓を上りきったあたりからガスっぽくなり、山頂付近からは湿ったガスガスで、それほど寒くはないのですが、カッパを着て歩きました。少し早めに雪の解けていた第三雪渓の上の方では、キバナシャクナゲ・エゾコザクラが咲いていて、第四雪渓の手前でもキバナシャクナゲの群落を遠目に見ることが出来、ガスの中なのでやや下り坂の花もとてもキレイに見えました。
赤岳~小泉岳へと、小泉岳周辺ではホソバウルップソウが蕾もまだ少しありますが、見頃の季節になっていました。今年はどうでしょう?今日の天気のせいなのか、少し精彩を欠いて見えましたが…
チョウノスケソウはまだ葉に埋まるような小さな蕾がほとんどで、花びらの見える蕾が1つ2つある程度。小泉岳周辺のタカネスミレも、まだ葉の上に蕾が顔を出しているのも少ないくらいでした。