暦の上では「雨水」(雪も雨に変わる頃の意味)も過ぎ、今年は雪も少なく、比較的暖かい日が続いています。が山の上では、まだまだ寒さ厳しくマイナス20℃の世界が支配しています。朝になると、窓の下に小さな足跡がいつもついています。毎晩訪ねてくるその主は、エゾクロテン。センターの周りをグルグル歩きまわっていて、この間はなんと、かまくらの中にまで足跡がついていました。好奇心旺盛です。今日はどこに足跡がついているかなと、毎朝のささやかな楽しみです。
アイスキャンドル
現在、層雲峡では氷瀑祭りが開催されていますが、ビジターセンターでも、職員みんなで毎日コツコツと、センターの前にかまくらとそれに繋がる雪の廊下を作りました。廊下には、くりぬいた窓を作ってアイスキャンドルをひとつずつ置きました。雪降る夜の中、外側から見るその灯りは、トトロに出てくる猫バスみたいでした。残念ながら、安全上ずっと設置しておけないので、近々壊してしまうのですが、遊びにやって来た子供達が、かまくらの中でぐるぐる駈けまわって、バターになって溶けちゃうんじゃないかと思いました。アイスキャンドルは、バケツと水と、あとは氷点下の冷たい空気さえあれば作ることができます。全部凍ってしまうと、キャンドルが入れられなくなるので、そこは注意です。家の玄関の前に作っておくのも素敵です。
アイスキャンドル実物
これが、バケツに水を入れて層雲峡の身も凍る夜気で作った、アイスキャンドルです。
スノーシュートレッキング
朝8時30分ビジターセンターに集合。スノーシューを足に合わせてから、いざ出発。今日はどんな自然との出会いがあるでしょうか。
森に入ると、ギー、ギー・・・ 舟のオールをを漕ぐような音が聞こえてきます。桂の古木が風に揺れて、ゆっくりゆっくり枝をきしませています。エゾシカの群れが、じっとこちらの出方を伺っています。コースを跨ぐようにして、今日はエゾクロテンのトレースがたくさんついています。長い歩幅は何か獲物を見つけたのか、勢いよく走りぬけた跡、短い歩幅は「何かいないかなー」と、うろうろした跡?彼らの息づかいがきこえてくるようです。私達が寝静まったあと、こうして動物たちが人知れず、確かに生きているのだと、新雪に残された彼らの足跡が実感させてくれます。今頃は樹の根元の小さな穴で体を休め、眠っているのかもしれません。冷たい空気に手をかじかませながらも、興味深く観察が出来ました。冬の森の観察会「スノーシュートレッキング」は、2月から3月20日までの毎週土、日、祝日に行っています。朝8時30分集合、12時頃までにセンターに帰ってきます。定員10名、要事前申し込みです。
電話01658-9-4400層雲峡ビジターセンター
森に入ると、ギー、ギー・・・ 舟のオールをを漕ぐような音が聞こえてきます。桂の古木が風に揺れて、ゆっくりゆっくり枝をきしませています。エゾシカの群れが、じっとこちらの出方を伺っています。コースを跨ぐようにして、今日はエゾクロテンのトレースがたくさんついています。長い歩幅は何か獲物を見つけたのか、勢いよく走りぬけた跡、短い歩幅は「何かいないかなー」と、うろうろした跡?彼らの息づかいがきこえてくるようです。私達が寝静まったあと、こうして動物たちが人知れず、確かに生きているのだと、新雪に残された彼らの足跡が実感させてくれます。今頃は樹の根元の小さな穴で体を休め、眠っているのかもしれません。冷たい空気に手をかじかませながらも、興味深く観察が出来ました。冬の森の観察会「スノーシュートレッキング」は、2月から3月20日までの毎週土、日、祝日に行っています。朝8時30分集合、12時頃までにセンターに帰ってきます。定員10名、要事前申し込みです。
電話01658-9-4400層雲峡ビジターセンター
月光浴
「天の海に月の船浮け桂かじかけて漕ぐ見ゆ月人壮子」 (万葉集)
古代中国には、月の中には想像上の桂の木が生えているという伝説があります。「桂かじ」とは、月の桂の木で作った舵のこと。月は銀河を渡る舟。1月25日は素晴らしい満月でした。氷のように青白い月は冷たく輝き、雪原を照らし、川面を照らし、どこまでも静かです。この満月を挟んだ3日間で、冬の講座のナイトトレッキングを行いました。初日はあいにくの雪。もっさもっさと降り積もり、帰る頃には行きの足跡も消えてしまいました。それでも、紅葉川に出来た氷のオブジェに、ふわふわの雪帽子、自然の造形はとてもきれいでした。時には、静かな夜の声に耳を傾け、体の奥深く刻む体内時計をリセット。2月と3月の満月の頃にも講座を行います。詳細お問い合わせ下さい。
電話01658-9-4400層雲峡ビジターセンター
古代中国には、月の中には想像上の桂の木が生えているという伝説があります。「桂かじ」とは、月の桂の木で作った舵のこと。月は銀河を渡る舟。1月25日は素晴らしい満月でした。氷のように青白い月は冷たく輝き、雪原を照らし、川面を照らし、どこまでも静かです。この満月を挟んだ3日間で、冬の講座のナイトトレッキングを行いました。初日はあいにくの雪。もっさもっさと降り積もり、帰る頃には行きの足跡も消えてしまいました。それでも、紅葉川に出来た氷のオブジェに、ふわふわの雪帽子、自然の造形はとてもきれいでした。時には、静かな夜の声に耳を傾け、体の奥深く刻む体内時計をリセット。2月と3月の満月の頃にも講座を行います。詳細お問い合わせ下さい。
電話01658-9-4400層雲峡ビジターセンター