紅葉狩り日和

雨上がりの朝、始発のバスで銀泉台へ。昨日の雨のおかげで林道は砂埃も立たず、心地よく揺れる車内。終点に近づくと、見上げる斜面には紅く色づいたナナカマドが広がり、乗客からは「おオッー」と歓声があがります。
 バスを降りて一段高い台地に立つと、緑の地に紅く色づいた木々が映え、青く澄んだ秋の空。一足先に色づいた箇所では、若干葉が落ちてきているように見えますが、全体としては見頃といっていいでしょう。
 ここのところ、朝晩はかなり冷え込んできているので、紅葉狩りにお出かけの際には温かい服装で!

写真:銀泉台第一花園(9月14日)

雨のち雪

今日の層雲峡は朝から雨で、山の上もみぞれ交じりの雨でした。
これからの時期、平野部は雨でも山は雪の可能性があるので気象予報を十分確認の上、登山されるようにしてください。

写真:黒岳石室周辺の紅葉と冠雪した北鎮岳 9/12

初冠雪

雪化粧した山肌が麓からもはっきりと見え、本日初冠雪が観測されました。参考までに昨年は9月24日でした。
 ところで今年の初雪は9日でしたが、必ずしも初雪イコール初冠雪となるわけではありません。まず冠雪とは、麓から見て、山頂が積雪で白く見えることをいい、寒候期に初めて見えた冠雪が初冠雪となります。ですから、初雪が降っても、その後天気が悪くて麓から山が観測できなければ初冠雪とはなりません。(参考/気象科学事典)

 今日は北鎮岳まで足を延ばしました。雲ノ平から北鎮岳にかけては場所によって20cmの積雪がありましたが、驚いたのは、えっ!?そんな格好でここまで着たの?とあきれるくらいの軽装登山者が多かった事。夏山ではありません。山はそうそう優しい顔を見せてはくれません。
 北鎮岳の山頂からお鉢平を見渡しました。紅葉一変。ありったけの紅や橙を振りまいていた稜線が、わずか二夜にしてこの雪景色です。

写真:北鎮岳山頂よりお鉢平方面を望む
   (中央奥は白雲岳 9/12)

雪山登山

黒岳では昨日早朝に初雪を観測しましたが、降り積もるほどではありませんでした。しかし今朝は昨日とは一変して一面雪景色となり、石室周辺の積雪は5~10センチほどとなりました。気温は午前6時で0℃(黒岳山頂)でしたが風が強く、時折アラレも混じる天候だったので顔を覆いながら歩くといった状況でした。登山者の中には手袋ナシで歩いている方もいましたが、手がしびれて感覚がないという状態でしたので、今後は寒さ対策を十分に配慮した登山が必要となります。

写真:冠雪した大雪山 (9/10)

緑岳/沼めぐりコース閉鎖解除について


 緑岳ガレ場のたすきも見頃です。
 第一花畑は縁のナナカマドが一部紅葉してきましたが、花畑自身の紅葉は来週以降になりそうです。

【高原温泉沼めぐりコースについて】

 8月8日よりヒグマ出没の為、沼めぐりコースを閉鎖しておりましたが、明日9月10日より解除となりました。

*なお、ヒグマの出没状況・天候等、日々の状況に応じ、コース規制がありますのでご注意ください。ヒグマ情報センターにてレクチャーを受けてから入山してください。

写真:緑岳ガレ場より見下ろす(9/9)