山肌が見えはじめました

先日、4月に入り3度目の降雪があったとアップしましたが、3度目の降雪は(17日)、結局層雲峡温泉一帯で30cm以上の降雪を記録しました。黒岳の七合目でも約20cmの降雪となり、本日現在で355cmとなりました。気温は高く推移してはいるものの、風がありしかも冷たく、解けるには時間がかかると予想していましたが、昨日からの好天で黒岳近辺は山肌が少しずつ見えてきました。ですが、山はまだまだ真冬です・・・。果たして、大雪連峰・大雪山麓の降雪はこれで最後となるのでしょうか・・・?

写真:山肌が少し黒く・・・上川町清川より 4/20

ノビタキ

夏鳥で、町内では農耕地などで普通に見ることができます。スズメよりもやや小さく、胸の赤褐色が目立ちます。地上に降りて昆虫類を食べますが、空中で飛んでいる虫を舞い上がって捕らえる、通称「フライングキャッチ」行動も盛んです。鳴き声は「ヒーチョロリヒー」などど短く金属的な声で鳴きます。

写真:ノビタキ 上川町 4/20

オナガガモ

冬鳥(旅鳥とも言われています)で、頭部が黒褐色、顎と胸が白く背と脇は灰色です。その名の通り尾羽は長くよく目立ちます。他のカモに比べ、首も長いです。鳴き声は「ピュルピュル」と特徴的で、姿がみえなくてもそばにいることがわかります。下半身と長い尾を使って「逆立ち姿勢」で水草などを採食し、初冬には、長い尾を高く持ち上げて「求愛行動」をします。

写真:オナガガモ 上川町 4/20

雨のち吹雪

昨日の雨とは打って変わり、峡谷全体が真っ白の銀世界になりました。4月になり三度目の降雪・・・。時折、猛吹雪になり視界はきかなくなります。雪解けで水量の増えた石狩川では、「カワガラス」が盛んに飛び回っていました。

写真:吹雪で視界がきかない層雲峡園地 4/17

コアカゲラ

留鳥で、道東や道北地方では比較的見られますが、他の地域では稀で、局地的に見られる程度です。アカゲラとよく似ていますが、体全体が小さめです。お腹の赤模様もなく、頭部はアカゲラと比較すると前面のほうにあります。(アカゲラは後方、オオアカゲラは頭部全体)鳴き声はアカゲラよりもややかすれ声で「キョッキョッ」と鳴きます。「コゲラ」程度の大きさの為、見つけると「アカゲラ」との違いがすぐわかるでしょう。

写真:コアカゲラ 上川町 4/15