隠れているつもり・・・

層雲峡の散策名所、紅葉谷へ行ってきました。荒れた天候が続きましたので、散策している方もいなくしかも、足跡もまったくありませんでした。深雪に苦労しながら、しかもこの時期は「雪崩」の危険性もあることから慎重に散策です。夏は比較的容易に行けますが、気象条件によっては同行者が必要な時期です。紅葉谷の入り口に雄鹿2頭・雌鹿6頭がいました。何もするつもりはありませんが、よそよそと山の斜面へ移動していきました。内1頭が群れから外れてしまい、逃げそびれた様子です。そのまま見ていましたが、枝で身を隠しているつもり?なのでしょうか・・・。

写真:紅葉谷のエゾシカ 3/28

ビジター講座がありました

本日、ビジター講座:大雪山麓を歩く「ニセイノシキオマップ滝」観察講座が行われました。往復3.5kmのコースで、終点は完全結氷した迫力満点の滝の真下です。この滝は落差40mの幅広で、アイスクライマーからは通称「ブルーウルフ」と呼ばれています。ニセイノシキオマップ川の源流は、標高1883mの「ニセイカウシュッペ山」にあります。層雲峡主要部となる境界には、ニセイの名が付く3つの川が石狩川に流れ込んでおり、一番上流にある川が「ニセイチャロマップ川」、中流にある川は「ニセイノシキオマップ川」、下流の川は「ニセイケショマップ川」です。それぞれ名前の意味があります。ニセイ(峡谷の)・チャラ(口)・オマ(にある)・プ(もの)ニセイ(峡谷の)・ノシキ(の中央)・オマ(にある)・プ(もの)ニセイ(峡谷の)・ケシ(の末端)・オマ(にある)・プ(もの)このニセイの名がつく3つの川は、「チャラ(口)・ノシキ(中央)・ケシ(末端)」となり、層雲峡主要部となる境界の川もアイヌ流でいうと、川下から「下半身」、中流を「胴体」、上流を「頭」と考えることからニセイの付く3つの川全体を人に形容することで表現しています。 

写真:ニセイノシキオマップ滝 3/25

エゾモモンガの繁殖期

エゾモモンガが繁殖期を迎えたようです。初春から夏にかけての期間ですが、うまくタイミングが合いました。2月下旬から3月下旬に発情し、4月中旬から8月にかけて出産します。一回の出産で2~5匹産まれ、子育てはメスのみで行います。生後約10週目に親離れし、翌年には繁殖が可能となります。この日は、何と2カップルの繁殖を目撃しました。動物達も春を迎えているようです。

写真:エゾモモンガの繁殖 3/22

まだまだ雪が多いです

上川町にある「上川公園」からの「大雪山連峰」です。ご覧の通り、まだまだ雪・雪・雪。少しだけ、山裾が見えてはきていますが・・・。大雪はこれからが積雪量の増える時期です。今年の山行の計画を立てられている方も、待ち遠しい日々が続きますね。もう少しお待ちください。ちなみに、山開きは6月の最終日曜日の予定です。

写真:大雪山連峰 3/17

マヒワ

やはり今年は野鳥が少ない・・・です。時期的に見られるものも、今年はなかなか見られません。。色々な要因はあるのでしょうが、少しずつ雪も解けてきて春を感じる時期でもありますが・・・。もう少し待ってみます・・・。

写真:マヒワ(黄色味の濃い方が雄です):冬鳥 3/17