幻日

9日~10日にかけて、上川町やここ層雲峡で記録的な大雪に見舞われました。2日間にかけて、約1mもの降雪があり、積雪深も層雲峡で144cm(昨年35cm)、上川町で117cm(昨年27cm)と、特に上川町は12月では観測史上最も多い量となりました。本日はまた穏やかな日に戻りましたが、早朝「幻日」が現れました。「縦の虹」に見えますが、太陽の光が大気中の氷の結晶で屈折し、一ヶ所に集まって光って見える現象です。気象現象が揃えば、稀に見られるようです。(今年の2月にも同様の場所に現れました)幻日を撮影していると、目の前に「コガラ」が。雪の中に顔をうずめて、餌探しでしょうか?しかし、何も見つからず一端そばに寄ってきましたが、すぐさま飛んで行ってしまいました。この「コガラ」、野鳥の中でも特に「人慣れ」した鳥です。この大雪の影響で、中々餌にありつけないのでしょう・・・。

写真:幻日 コガラ 12/12

ヤマセミに出会いました

「ケッケッ」「キャッキャッ」と上空をふわふわ飛びながらの鋭く甲高い声。一ヶ月前からその姿を目撃していましたが、いかんせんかなりの「警戒心」がある野鳥、ようやくカメラに収まりました。この日は、枝先に止まり川の中の魚を「ダイビング」して捕らえていました。いつも散策する場所ですが、「ヤマセミ」を見かけることはありませんでした。ヤマセミが住める環境になってきたのでしょうか?そうであればうれしいことですが・・・。それにしても目立つ冠羽です。

写真:ヤマセミ雄 12/8

じゃ~んぷ

ひさ~しぶりに穏やかな層雲峡です。しかし・・・寒い!早朝センター前温度計で-18℃をさしていました。これだけ穏やかな日は滅多にないこと、早速情報収集に出かけました。昨日までの強い風の影響で雪面は硬くなっており、スノーシューで平坦な場所を歩くには最高の日です。すぐさま「エゾリス」を見つけました。が・・・、向こうもこちらを察知したようで、いきなり木から木へと飛び移り、ジャンプの連続です。あきらめたようで、今度は凄まじい勢いで木を駆け下りてきましたが、そこで目がばっちりと・・・。すぐさま地面に降りて、またまた凄まじい勢いで走っていきました。なにもする気はないのですが・・・。

写真:1エゾリスじゃ~んぷ 2目と目が・・・ 3雪面が硬くしっかりと足跡がつきました 12/8

まだ眠っていないようです

てっきりエゾシカの足跡と思い近寄ってみましたが、うっすらと雪が被ったところを手で掃いてみると、しっかりと「ヒグマ」の爪痕がありました。まだ「冬ごもり」をしていないようです・・・。そろそろ、その時期ではありますが。足跡から推測するとまだ若い熊のようで、斜面から降りてきて平らな場所に立った後に、再度斜面を駆け上がっていったようです。平らな場所は相当の積雪があり、渡ることをやめて?また同じ場所へ戻って行ったようです。既に11月からスノーシューで森の中に入っていますが、まだ笹などが完全に雪の中に入っていないことで、場所によっては大変に歩きづらい所もあり、ヒグマのことも踏まえて、もう少しスノーシューは時間を空けたほうが良いかもしれません・・・。

写真:ヒグマ足跡 12/6

吹雪です

今日も大荒れの層雲峡です。雪の量はさほど多くはありませんが、風が強い!路面も昨日の影響で「ツルツル路面」です。思わず国道を外れ、裏道へと入りました。幾分走りやすかったですが、暴風が吹き荒れているため、辺りの雪も舞い上がり写真のような視界不良状態です。くれぐれも慎重な運転で・・・。12月ともなると、そろそろ路面も安定してきますが(油断は禁物ですが)、先日のように雨が降って、本日のように早朝センター前温度計で-14℃ともなると、路面も大変滑りやすくなります。ちなみに、写真中央上部の赤と白の矢印は何かお分かりですか?本州の方によく聞かれるのですが、道路の路肩の位置を意味しています。本日のように視界が悪く、道路と道路外の境目がわからない場合は、この矢印を目印にして運転をします。この矢印からそれると道路から「落ちてしまう」か「雪山に突っ込み」ます。前方の視界がまったく効かない場合は、頼りになる印なのです。その名も「視線誘導標」です。

写真:視界不良の道路 12/6