キツネの餌探し

明らかに穴を掘って餌を探した跡。深さにして約1mありました。近くにはキツネの足跡がありましたので、前足でせっせと雪を後方に飛ばしたのでしょう。キツネの姿はもうありませんでしたので、そばに行ってみましたが、突然エゾリスが穴から飛び出してきました。嗅覚の鋭いキツネが餌を探し当てられなかったのでしょうか?かわりにエゾリスが何かを咥えて一目散に逃げていきました。逃げたエゾリスはまた戻ってきましたが、こちらの様子をじーっと見ています。きっと、まだ穴の中に何かがあるのでしょう。それにしても、随分と掘ったものです。

写真:キツネの掘り返し跡 4/3

疥癬(かいせん)病のキタキツネ

昨年の11月にもアップしましたが、またまた「疥癬病」にかかったキタキツネに出会いました。「ヒゼンダニ」という小さなダニが、皮下に入り込み繁殖することで引き起こされる皮膚病です。写真のキツネは明らかに重症化しています。その特徴として、体や尾の毛が抜け、目の周りの皮膚は硬くなって、ほとんど目が開かなくなっている状態です。やがて餌も捕れなくなり、残念ながら・・・。目が見えないことで、歩く姿はヨロヨロ状態、雪山から何度も落ちそうになっていました。この疥癬病、1頭でもその個体がいると、体を接触させることで感染してしまいます。家族でいる場合などは、その全員に感染してしまいます。一時、キタキツネを見かけなくなった・・・と言われていましたが、原因はこの疥癬のようです。*ビジターセンターバックナンバーの2012年11月にも記事を載せていますので、そちらも是非ご覧下さい。

写真:疥癬病のキタキツネ 4/2

スタンプラリー

2010年7月から始まった「全国自然いきものめぐり スタンプラリー」が明日をもちまして終了となります。スタンプラリーでセンターに訪れていただいた方、センターの体験プログラムにご参加いただいた方、誠にありがとうございました。残念ながら終了してしまいますが、スタンプ自体は設置しておりますので、収集希望の方はまたセンターにお越しいただければと思います。センターのスタンプは「ナキウサギ」。これは、とても好評でした。センターにお越しの際は是非記念に押印して下さい。ありがとうございました。

写真:スタンプラリーポスターとスタンプ図柄 3/30

断続的ではありますが・・・

写真は何が何だかわからないというレベルのものですが・・・。只今、視界がほぼきかないほどの吹雪です。明後日から4月というのに・・・。また積もってしまうのでしょうか?ここ数年、年間を通して予想もできない天候に悩まされていますが、既に3月の終わりからこのような天気になるとは・・・。お花・紅葉・・・、今年は一体どうなるのでしょうか・・・。

写真:吹雪で樹木も見えません 3/30

エゾリスの餌探し

「エゾリス」が雪の中に顔を突っ込み、何やら物色中です。意外と至近距離にいたのですが、まったく気付かないようで一生懸命に餌探しです。しばらくして、ようやく顔を上げましたが何かを見つけたみたいです。顔は雪だらけになりながら・・・。両手で押さえて食べていましたが、その瞬間、こちらに気付き一目散に高い場所へ・・・。本当に驚いたようで、顔にもその表情がよく出ていました。しばらく「にらめっこ」をしていましたが、今度は全速力です。深い雪の中に埋まりながら森の中に消えていきました。

写真:エゾリス 3/30