深緑の層雲峡峡谷

徐々に新緑の層雲峡峡谷が深い緑へと移り変わってきています。5月下旬から6/1にかけて気温が上昇し、一気に新緑となった層雲峡、しかしその後、本日に至るまで結局20℃を超える日がなく、朝晩はまだ「肌寒い」状態で推移してしまいました。これでは山の残雪もそう融けてはいないだろうとの予測です・・・。予報では向こう一週間は25℃を超え30℃近くまで気温が上がる予報がでました。いよいよ融雪もスピードアップのようです。

写真:緑がだんだん濃くなってきた層雲峡峡谷 6/6

お知らせ

先日、銀泉台、高原温泉の道路開通日をお知らせしましたが、道々愛山渓上川線は雪崩の恐れがあり開通未定となっておりましたが、6月3日より開通しておりますのでご周知お願いします。また、黒岳石室は6/15オープン予定とアップしましたが、白雲岳避難小屋も6/15オープン予定となりました。写真は仔ギツネ。先日「元気のない仔ギツネ3匹」の記事をアップしましたが、とうとう1匹だけになっていました・・・。育児放棄?と思われましたが、一日の内に一度だけ「授乳」のために巣に戻っているようですが、10分程度でまた巣から離れているようです。どうやら「初産」なのでしょうか・・・?育児方法がわからないということもありそうです。

写真:生き残った1匹の仔ギツネ 6/5

黒岳七合目~九合目

想像以上の残雪でした。昨年は七・八・九合目の標柱が3ヶ所ともにある程度露出していましたが、本日現在九合目の標柱が約50cm出ているのみでした。雪は、頂上に至るまで「全面雪」です・・・。登山道が出ている場所はありません。本日は暑くなる予報が出ていましたので、それを避けるため早朝からの登頂でしたが、雪面がかなり「硬く」、つぼ足(長靴)で登りましたが、スノーシューか軽アイゼンが必要なくらいでした。(早朝の一時間程度の時間ですが・・・)九合目付近から頂上の急斜面については、気温も上がってきたこともあり、雪は「腐り」気味・・・というか、踏み抜き程度ではおさまらない「腰まで」埋まってしまう場所もありました。天候に相当左右されますが、黒岳東斜面につきましては、上下山ともに十分な装備と注意が必要です。まだまだ「冬山」の様相ですが、気温の上昇とともに状況もリアルタイムに変わります。あくまでも本日現在での状況ですのでご留意下さい。

写真:黒岳七合目~八合目・九合目周辺 6/1

黒岳山頂から

黒岳山頂からのパノラマです。昨年同時期と比較すると、北海岳・白雲岳をはじめとしてやはり雪の部分が多い状況です。気温が高めに推移していますので、日を追うごとに状況は変わると思われますが・・・。ちなみに、頂上から石室手前までは消雪しています。尚、お花はまだ開花状況にはありませんでした。

写真:黒岳山頂 6/1

ポン黒岳

「ポン黒」からです。北鎮岳方面は、昨年の同時期で山肌がやや見えてきていましたが、今年はまだ雪の部分が多いです。北鎮岳分岐下も一面雪です。毎年登山者を悩ませるこの場所、今年も相当量の残雪が8月中旬まで残りそうな様相です。石室周辺は雪解けが進んではいるものの、やはり多めの残雪です。管理人の方が除雪対応をしていますので、意外と早く融けてくると思われます。ちなみに、黒岳石室のオープンは6/15の予定となっています。

写真:ポン黒岳からと黒岳石室 6/1